ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

【本感想】サカナとヤクザ 正しい裏稼業の仕方について

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

 今日は、こちらの本の感想を・・・と思ったのですが、こちらと絡めてタイムリーなネタについても書いていきます。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う [ 鈴木 智彦 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2020/2/24時点)

楽天で購入

 

 

「サカナとヤクザ」

 

「どうした!?」ってタイトルですね。

 

 

どんな内容なの?

公式サイトで、掲載されていた「内容」を引用してみましょう。

 

築地市場から密漁団まで、決死の潜入ルポ!
 アワビもウナギもカニも、日本人の口にしている大多数が実は密漁品であり、その密漁ビジネスは、暴力団の巨大な資金源となっている。その実態を突き止めるため、築地市場への潜入労働をはじめ、北海道から九州、台湾、香港まで、著者は突撃取材を敢行する。豊洲市場がスタートするいま、日本の食品業界最大のタブーに迫る衝撃のルポである。
〈密漁を求めて全国を、時に海外を回り、結果、2013年から丸5年取材することになってしまった。公然の秘密とされながら、これまでその詳細が報道されたことはほとんどなく、取材はまるでアドベンチャー・ツアーだった。
 ライター仕事の醍醐味は人外魔境に突っ込み、目の前に広がる光景を切り取ってくることにある。そんな場所が生活のごく身近に、ほぼ手つかずの状態で残っていたのだ。加えて我々は毎日、そこから送られてくる海の幸を食べて暮らしている。暴力団はマスコミがいうほど闇ではないが、暴力団と我々の懸隔を架橋するものが海産物だとは思わなかった。
 ようこそ、21世紀の日本に残る最後の秘境へ――。〉(「はじめに」より)

 

タイトル通り、「漁業」と「暴力団」の繋がりをルポライターが突き止めるというノンフィクションです。

私たちが普段食べている海産物の中で密漁によるもの、産地偽装によるものなどはザラにあるということを、著者自ら日本全国を取材し、普通だったら取材ができない人とも会って話を聞き、築地市場でバイトをして・・・と文字通り体当たりで取材に臨むという内容です。

 

なんでこんな本を突然読みだしたかというと、こちらのnoteを読んで興味を持ったからですね。

こちらのnoteは「大学生 ブログ」で検索すると、上位に入ってくるよ!

大学生は必見だね☆

note.com

 

正直普段はあまり読まないジャンルなんですけれども、興味を持ったら、できるだけ買って読むようにしたほうが面白いかと。

 

 

正しい裏稼業の仕方

読んでいる当初は、面白いなと思いつつ、でもどうやって感想文を書いたらいいのだろう?と悩んでいたのですが、タイムリーな話題で、この本の内容が役に立ちそうなものがありました。

 

 

「コロナウイルスに関する記事をブログに書いたりすると、(お金が稼げる)チャンスですよ!」というツイート。

人が死んでいる中、不確かな情報を拡散することを、「(金儲けの)チャンス」とか言っちゃっている人がいるんですね。

しかもそれを、「さすがですね!」「即行動です!」「波に乗ります!」みたいな風に、「ヘイ親分!了解しやした」みたいな舎弟みたいな奴が出てきていて、モラルも何もない状態なわけです。

ただ、「金を稼げればなんでもいい」「金儲けしか考えていない」のです。

流石にいろいろな方面から、ツッコミが入って、「そういうつもりじゃなかった」とか言っているけれども、じゃあどういうつもりだったのだろう?と首をかしげてしまいます。

 

さて、この人はどうだかわかりませんが、「情報商材屋」「高額の有料note販売」とかの現代の裏稼業の人たちの仕事ぶりを見ていると、どうしてこうも粗くて緩いのだろう?と思ったんですね。

「サカナとヤクザ」を読んでいて、むしろこのヤクザ達を見習ってほしいと思ったのです。

 

具体的にどのあたりを見習ってほしいかを、書き出してみましょう。

 

裏の世界の住人だと腹を括る

まずは、自分は裏の世界の人間だと自覚することです。

彼らからは、裏の世界の住人という意識と、それだからこそのプライドを感じるところがありました。

表の人間(漁師)に迷惑はかけない!みたいなプライド。

 

絶対に見つからないように策を講じる

彼らの密漁は、命がけです。

海上保安庁や警察の監視の網をかいくぐっていくので、明かりをつけずに真っ暗な冬の海に飛び込みます。

命の危険度は通常の漁よりも高くなりますが、絶対に見つかってはいけないのです。

そのくらい、覚悟を決めて密漁に臨みます。 

 

根回しと段取り力

彼らはそうやって闇の世界で動くのと同時に、表の世界の住人との根回しも欠かしません。

裏稼業を上手くやるためには、表の人間とも良い関係を築き、時には金品を渡したりと策を講じます。

そのためには、人間関係・組織での力関係などもしっかり見ています。

 

お互いの利益になるシノギ(仕事)をする

裏の人間と表の人間が関係を持っているのはなぜか?というと、表の人間にもメリットがあるからですね。

お互い儲けるから、切っても切れない関係になる。

だから、表の人間と裏の人間が手を取り合うのです。

 

 

自分達のことしか考えていないと、上手く行かないわよ

私が苦手な人たちって、情報商材屋も転売ヤーも謎の健康食品のアフィリエイターも、自分たちのことしか考えていない人ばかりなんですよね。

そのくせ、「自分たちは裏の人間だ」という自覚もなく、なぜか「良いことをしている」みたいな勘違いをしている。

そして、表の世界の人間を引っ掛け、だまし、彼らの財産を奪う。

 

・・・むしろヤクザの方が、ちゃんとしているのではないかと思ってしまうのです。

 

ということで、コロナで稼ごう!なんて人は、ヤクザを見習って、裏の世界に徹して、暗躍してほしいと思ったのでした。

 

 

こちらもどうぞ 

www.dokudamiyoshiko.com