こんにちは、ドクダミ淑子です。
突然ですが、どうしてヤラセってダメなんですかね?
なんとなく良くないとは思うのですが、改めて考えると、「なぜダメなのか?」と疑問なのです。
特に、世界の果てまでイッテQの謎祭りでっち上げとか。
「ヤラセ」と言っても、色々な種類のヤラセがあるよね?
ということで、今回はヤラセ問題について、どうしてダメなのか?を考えていきたいと思います。
ヤラセの内容を信じて、健康被害が出るから
「ヤラセ?なんでダメなの?」という私でも、「事実」や「実験結果」を捻じ曲げて報道することは良くないと思っています。
特に医療・金融など間違った情報が視聴者の不利益になるようなことは、真実を言わないとダメです。
取り上げられた人の印象をゆがめるから
たとえば桐谷さんヤラセ疑惑。
桐谷さんがドジというキャラを演出したくて、わざと失敗したシーンだけ編集して放送すると、「桐谷さん=ドジ」となります。
周りからそういう眼で見られるのは、気の毒ですし、TVに出たことで本人の株が下がるのは良くない。
世論が動くから
映画の最中にスマホを取り出すことを問題視したニュースが報道され、その一部にヤラセ疑惑が上がっていました。
「画面の明るさを暗くしていれば問題ないのでは?自分は気にしない」と言っていたのに「そんなに迷惑をかけていない」にされていたとか。
こういうので「けしからん!これだから若者は・・・」ってジジイが出てきて、厳罰化だのなんだのってなるんでしょ?
#KuToo(嫌い)だって、ヒールありのパンプスを強要されたって言って運動して、世論を動かしているけれども、そんなの強要している会社が世の中どのくらいあるっていうんだ!?と思う。
・・・うん、ヤラセだめかもしれない。
「この感動を返せ」となるから
さてここまでが、「信じた視聴者に不利益になるから」「やらされた人の名誉が損なわれるから」「世の中が間違った方向に進むから」という理由になります。
でも、そうじゃないヤラセってあると思うんですよね。
例えば、バチェラーのヤラセ問題。
これが何で問題なんだろうと思う。
最終的な結果が嘘だった・・・ハラハラドキドキした自分がバカみたい、今まで見ていた時間を返せ!!って感じですかね?
でも、感動した気持ちは別に消えないと思うのです。
「自分はこんなストーリーやエピソードで感動した」という事実は消えないじゃないか。
それでも認められないって言うなら、恋愛バラエティの制作が難しくなると思う。
だって、10~20人の男女を寄せ集めて1ヶ月くらい経ったら必ずカップルが生まれるか?っていうと微妙なところだと思うんですよね。
出来ませんでした!で終わりでいいのかしら?
ウソをつかれたら気分が悪い
たとえば、イッテQの東南アジアのどこかの国のどこかの村のお祭りが、制作スタッフが作ったセットで、祭り自体がでっち上げという報道がありました。
でも、これって何が悪かったのでしょうか?
その村の尊厳が失われたから?
これの件については、ただ単に「嘘を吐かれたから気分が悪い」くらいだと思います。
「面白ければなんでもいい」だとエスカレートするから危険っていうのもあるかもしれないけれども。
モニタリングにもやらせ疑惑が出ているようですが、「バレる?バレない?」ってハラハラするのが楽しいのであって、どう考えても無理なシナリオで、「・・・何やってんスか?」「バレバレなんですけどー」「ってか、もう少しうまく演技してもらっていいすか?」とか全員が言ったら、つまらないじゃん。
あんなのどう考えても・・・モゴモゴ。
ヤラセで面白いのと、真実で面白くないのだったら、前者がいい
TV、特にバラエティ番組って、「娯楽」で見るものですよね。
ヤラセや演出で面白いものと、真実ばかりだけど面白くないものだったら、私は前者を選びます。
「真実で面白いものを作って放送すべき」と言う人もいるかもしれません。
でもそうしたら・・・バチェラーのシーズン3は、第1話で終わっていたと思うんですよね。
「これがファーストインプレッションローズで、そしてラストローズです。ハイ解散!」
全員ズコーってこけて、それから乱闘騒ぎになるの。
女の子たちはもっと長く出たい!とか言うし、制作陣はグアムの航空券取ってあるのに!とか怒り狂い、バチェラーは「これが包み隠さない俺の真実の気持ち、本気で伝えました」とか言っちゃって・・・地獄。
だから、バラエティ番組の「編集」「演出」はある程度許した方が面白くなると私は思うのです。
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