こんにちは、ドクダミ淑子です。
フェミニズムの人たちの声を目にすることが増えた今日この頃。
彼女らの「現状と闘う！」という姿勢は強いなと思うのですが、私はイマイチ納得いかないところもあり、日々モヤモヤしています。
私は、「自分が女だから生きづらい」とは思っていません。
いや、正確に言うと、昔はそう思っていた時期もありました。
でも、それは時間が経って振り返ってみれば、私が女だからではなかったと思うのです。
今回は、そんな話を。
女だから契約が取れない？
新卒で就職したばかりのころ。
ド新人だから契約が取れないのは当たり前だとしても、断り文句が引っ掛かりました。
「女の子の営業はねぇ・・・ウチはお断りかな。男性の営業マンに変えてよ」
「女の子の営業なら、もっとカワイイ子がいいかな。前任の○○さんとかみたいな」
ブスで愛嬌のない、「人材を採用して御社の業績を上げましょう！」ということだけを熱意だけで営業する私に吹いていたのは、思いっきりの向かい風でした。
そのことを女の先輩に相談すると「もう少しぶりっ子になってもいいんじゃない？」とアドバイスをされ、男の先輩には「なんていうか・・・クソ真面目過ぎるから隙がないんだよな」と言われました。
結局、何をしたらいいのか？よくわからないまま頑張り続け、その結果「頑張っているけれども空回りして売れない営業マン」という泥沼にはまっていました。
女の先輩を見ると、「◯◯さぁ～ん、あなたの△△でぇ～す♥️ お仕事くださぁ～い！」という戦法。
見た目も声もかわいいので、そのやり方で売れていましたが、私がそれを真似ても逆効果な未来しか見えません。
「女だから」と言ってしまう方が楽だ
何かを頑張っている時、そしてそれが上手くいかない時、人は「上手くいかない理由」を探します。
そして、とても簡単なのが「私が女だから」という変えられない理由。
そしてそれを、「私が女で、女を差別する社会が悪い」と言ってしまう。
これは、簡単です。
だって、「私は悪くない、社会が悪い」って言ってしまえば、それでおしまいなんだもの。
でも、10年同じ仕事をしてみて、成長した今思うのです。
当時私が「女の子はお断り」と言われていたのは、別の理由なのではないか？と。
営業としてのレベルが低かった
新人なんて、ほぼ勢いしかありません。
「成功するかどうか？100%成功します！理由は・・・私が担当だからです！」こんな根拠のない自信で乗りきれることもありましたが、乗りきれないことの方が多かった。
「事例は？根拠は？あなたの実績は？」と聞かれて、しどろもどろになるような営業に任せたいと思う人は少数派でしょう。
今も昔も、女ということは変わりませんし、容姿も変わらない・・・というか5kg以上太っていますが、私の言葉に重み（体重含む？）があるのか、契約がいただける確率はグッと上がっています。
だから、私が女だから契約が取れないわけではなかったのだと思います。
対応している人のモラルが低かった
そしてもう1つ。
「女の子は可愛くないとねぇ・・・」なんていう、モラル的にアウトな人間が幅を利かせている、イケていない企業としか付き合えなかった説もあります。
今と昔を比べると、昔は時々あった、アポイントをすっぽかされることも、送ってくれると約束したメールが返ってこないことも、毎回言うことが違って前回の話を忘れられていることも、突然音信不通になることも、気づいたら他社で契約されていたことも、提案した文章をそのままパクられることも・・・ほぼゼロになりました。
自分が仕事がデキるようになると、付き合う層も自然と変わってくるのです。
性別のせいにしない自分でいたから成長できた
女性が活躍しているのが当たり前の社会だから、私の扱いも変わってきたという可能性もあります。
でも、ここ10年を振り返って、私自身はこう思います。
「私が変わったから、 環境や会える人が変わった。私が女だから差別されていたというわけではなかった」と。
男で、イケメンで、愛嬌があって売上が高い人もいます。
女で、美女で、愛嬌があって売上が高い人もいます。
でも、私は女で、ブスで、愛嬌がなくても、売上を上げられます。
それは私が、「女だから売れない」「ブスだから無理」と諦めなかったからだと思っています。
あなたが今苦しいのは、本当にあなたが女性だからなのか？
自分のレベルが低い、もしくは今いる周囲の人のモラルが低い・・・そんな可能性はないでしょうか？
前者なら自分のレベルを上げる努力をすれば、後者なら今いる環境を変えれば、事態は改善するのではないでしょうか？
そんなことはできない？環境を変えられない？
なら、「女だから」というのは言い訳じゃないでしょうか？
最近の「フェミ」を見ていると、こんなことばかり考えてしまうのです。
こちらもどうぞ
