こんにちは、ドクダミ淑子です。
私が通ってる暗闇バイクフィットネスは、女性専用だからか、規模が小さいからか、日々沢山の試供品をいただきます。
ある時はスポーツドリンク、ある時はダイエットゼリー、そしてまたある時は化粧品のサンプルなど・・・
その中でまた、試供品を配っていました。
「こちら、柔軟剤で～す」
そうかそうか、柔軟剤か・・・
と思いながら見たのが、こちら。
入浴剤じゃないですかぁぁぁ！！！
間違いを訂正すべきか悩む
私はおせっかいですから、帰る時に受付のお姉さんに「あれ、柔軟剤じゃなくて入浴剤でしたよ」と教えることも考えました。
でも、きっとみんな「柔軟剤で～す」って言われて中身見て、「入浴剤じゃん！」って気づくと思うんですよね。
気づかずに洗濯機に投入する人は、きっと、いない。
だから、別に言わなくてもいいか・・・と思ってそのまま帰りました。
気になると指摘するの間
そうやって、自分に言い訳して、「指摘しない」を選択してしまったんですね。
つまりは、逃げですよ、逃げ。
「あの人、そんな細かい間違いをツッコんで何したいのかしら？」
「うわー、そんなのどうでもいいしー」
「ちょっと言い間違えただけじゃん！みんなわかってるよ」
そんな返しがくることを恐れて、自分が傷つくのを避けようとしたのですね。
ああ、よくない。
もしかしたら本当に柔軟剤だと信じて、洗濯機に投入しちゃった人もいるかもしれない。
私の一言で、未然に防げたかもしれないのに。
なぜか間違った方が浸透する現場
そんなモヤモヤを抱えながら、出社すると、お客様と電話をしている営業マンの会話が聞こえました。
「今月のプレビュー数は・・・」
「平均並みのプレビュー数ですから・・・」
もしかして、「PV」のこと「プレビュー」だと思ってる？
これはちょっと恥ずかしいし、弊社がネットの知識がないと思われたら困る・・・
そこで勇気を持って、こそっと耳打ちしました。
「すみません、プレビューじゃなくてページビューですよ・・・」
その37歳は、驚いた顔をしてこう言いました。
「そうか・・・わかった」
わかってくれた、よかった・・・
しかしその3日後。
「御社のプレビュー数を見たんですけどね・・・」
な、な、な、直って・・・な、い！！！
むしろ社内でプレビューって言っている人が増えている！
あんなに堂々とプレビュープレビューって言ってたら、みんな影響されてしまうのか？
ってか、この会社のネットリテラシー、やばくない？
世間一般って、こんなものなの！？
間違う人の方が、堂々としている
そして今回の件で、もうひとつ気づきました。
「間違える人の方が、堂々としている」
そう、間違える人は、堂々と、自信をもって間違えるのです。
自信がない人の方が、間違えません。
「ひょっとして、自分が間違っているかもしれない」と思って、こっそり調べて事実確認してから言うからです。
逆に、自信がある人は、「ひょっとして、自分が間違っているかも・・・」なんて微塵も思わないので、確認をしません。
そして、間違ったことを堂々と言うのです。
柔軟剤と入浴剤もそうですね。
だって、「薬用入浴剤」って書いてあるんだもん。
ちょっと「違うかも」って思ったら、見ればいいんだもん。
それをしないで、「これは柔軟剤だ」と思い込むその心が、間違いを呼ぶのです。
さて、今日もそのジムへ行きました。
「こちら、サンプルの柔軟剤・・・あ、柔軟剤じゃなくて、入浴剤です！」
きっとずっと「柔軟剤」って言い続けていたけれども、誰かに指摘されたのだろう。
やっぱり、お節介が世の中にいないと、数日引きづってしまうのね。
私は、今度からはお節介全開で行こうと思ったのでした。
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