こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、他部署の後輩に仕事の件でチャットを送ったら、こんな風に帰ってきました。
「すみません、帰阪のためお休みをいただいておりまして」
更に関西拠点からの週報メールにこんなことが書かれていました。
「今週は、関東へ異動した○○さんが来阪していました!」
なにその、「帰阪」「来阪」って・・・
なんて読むのさ?
「きはん」「らいはん」で合ってる?
変換されたから合ってるのか・・・
「帰阪」「来阪」は常識?
初めて聞いたので驚いたのですが、調べてみると、「来○」っていう言い方をするのは一般的なんですね。
知らなかった・・・
私の今までの感覚だと、こんな感じ。
「来日みたいな言い方やんけ!」
「来阪って・・・大阪って別の国なん?」
「もしかして、パスポート必要ってことなんか?」
※エセ関西弁で再生ください
海外旅行とか、外国人が日本に来る時くらいしか使うイメージがなかったんですよね。
なので、すごく違和感というか、グローバル感があったのです。
「ウチ」意識がないのは、関東人だから?
そういえば、沖縄とかも、「沖縄外」「沖縄内」を区別するような用語ってありますよね?
ナイチャーとかウチナーンチュとか。
北海道だって「道内」「道外」って区別するでしょ?
島と言うにはデカすぎるのにも関わらず。
九州は・・・『博多華丸のもらい酒みなと旅2』を見ている限り、出身者の団結力はすごそう。
「福岡県人会」とかね。
「東京都民会」は聞いたことないんですよ。
もしかしたら九州あたりでやってるかもしれないけれども。
ということは・・・
むしろ、「東京人」「関東人」の方が、領土意識が甘いのではないかもしれません。
もともと、色々な土地からの寄せ集め地域だもんな。
三代続いたら江戸っ子とか言ったりするけど、たぶん江戸っ子そんなにいないもんな。
「港区女子」みたいな、港区から仕事もプライベートも出ません的な人が出てきているので、意識している人は意識しているのかもしれませんが、少なくとも私は、「来京」「帰京」みたいな意識で、日本を移動したことがないし、誰かを迎え入れたこともなかったなと思うのです。
皆さんはいかがでしょうか?
大阪愛ってすごいよな
私は関東生まれ・関東育ちなので、関西人と本格的に接するようになったのは、大学に入ってからです。
就職してからも、結構な数の関西人と接してきましたね。
その中で凄いなと思うのは、関東生活の方が長いやろってオッサンも、関西弁が全く抜けへんで、阪神ファンで、粉もんへの愛とか、ボケとツッコミの作法とか・・・とにかく関西イムズがてんこ盛りな人が多いということです。
それに加えて「来阪」「帰阪」。
大阪って国の出身者は、日本中どこにいても、故郷を強く愛し、色々な地に大阪弁という種を落とし、ボケとツッコミ、さらにノリツッコミという作法を浸透させ、そして日本中をプチ大阪にしているのです。
チャイナタウン・コリアンタウン的な一角ではなく、日本全土で出身地の文化の種をまく人たち。
他の出身の人で、そこまで自分の出身地の文化を浸透させようとする人いる?
おらへんやん!
でも、1番安心するのは、故郷であり本場の大阪。
「やっぱ、落ち着くわぁ~」ってなるんだろう。
それがきっと「帰阪」って言葉に表れているんだろうなぁ・・・と、ぼんやり関東に居続けている関東人は、ぼんやりと思うのです。
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