ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

アニメの超人高校生みたいに、この世というファンタジーを楽しみたい

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

アニメ好きの夫の影響で、ぼちぼちとアニメを見ています。

今クールで色々な意味で気になるのは、『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです(略して超余裕)』です。

 

どういう意味で気になるのかというと、「現実離れしすぎて、ツッコミどころ満載過ぎて面白い」のです。

 

 

あらすじ&登場人物を紹介しよう

超人高校生たちが7人で飛行機(おそらくプライベートジェット)に乗っていると、飛行機が異世界に墜落しちゃうんです。

そして異世界でも、それぞれのスキルを活かし、余裕で生きぬく・・・というストーリー。

 

超人高校生は、こんな感じ。

  • 高校生にして総理大臣を務める天才

  • 高校生にして数世紀先を行く頭脳を持ち、現在の世界を支える科学技術のすべてを一人で生み出した天才

  • 高校生にして世界最高のジャーナリスト(猿飛佐助の末裔)

  • 高校生にして世界最高の医者

  • 高校生にして凄まじい戦闘力を誇る侍少女

  • 高校生にして、透視・念力・瞬間移動・空中浮遊、なんでもこなすイリュージョニスト

  • 高校生にて財界の魔王(エコノミックエンペラー)

 

詳しくは、アニメ版公式サイトをご覧ください。

 

 

優しい気持ちで見られるようになった

私も最初は、ツッコミながら見ていました。

「いやいや、ありえないでしょ」とか。

「高校生にして総理大臣って・・・(笑)」とか。

医者なんて、この前は心肺停止した人をメスで割き、心臓を直で鷲づかみにして、ぎゅぎゅっと握るという心臓マッサージをして、息を吹き返させていました。

総理大臣は設定もすごいのですが、見た目もすごくて、瞳の色が片方が群青色、もう片方が赤でした。

 

そもそも「高校生にして総理大臣」「高校生にして医者」って、どういうことなんですか?と思うのですが、そこは一切説明がありません。

そりゃ説明できないけど。

日本の総理大臣になる前に、国会議員の経験はあるのか?それともいきなり総理大臣になったの?

医学部行って、研修医やって、って何歳で大学行ったの?

っていうか公職選挙法とか、医師法って知ってる?

・・・と突っ込みたくなるのですが、そんなのナンセンスだということにも気づくのです。

イリュージョニストは爆発する建物から一気に十数人を救出し、科学者は飛行機に搭載していた小型原子力発電機があったので、異世界でも問題なく装置を開発しています。

 

でもそうやって見続けていると、自分の中で少しずつ変化してきました。

ツッコミポイントが多すぎて。

いちいち「これは現実ではありえない!おかしい!」と目くじらをたてることがなく、「うんうん、そっか。それでどうなるの?」という優しい気持ちで見れるようになったのです。

これは、どこからどう考えても、フィクションでありファンタジーなのだ、だから、ファンタジーを楽しもうと思ったのです。

 

 

ネットのホラ吹きも優しい気持ちで見てあげたいけど

同じように、ネット上でファンタジーというかホラを吹く人たちもいます。

私はそういう人たちをこのアニメ同様に、「はいはい、そうでちゅか~」と優しい目で見てあげようと思うのですが、そうやってわかっている人だけの優しい反応ばかりしていても良くなさそうなのが現実世界の困ったところです。

なぜかというと、超人高校生みたいな「またまたぁ~そんな嘘ついても何も出てこないぞぉ~」というような設定でも、信じてしまう人がいるのです。

 

「年商1.5億でセミリタイア!?すごい人だ!」とか、「高校生にして起業して今までに会社を10個経営してるの!?すごい人だ!」とか、「3億円プレゼントしてくれるの!?すごい人だ!」みたいな感じで、なぜかすんなり信じて、応募やら弟子入りやらしてしまう人がいるのですね。

 

いやいや、そんなファンタジーみたいなの信じてどうするの?と思うのですが、たまに本物がいるから信じてしまうんですよね。

先日、年収1000万円高校生が恐喝されてうんぬんっていうニュースがあったし。

 

でも、本物は数パーセントで、残りは偽物の世界っていうのが現実なのです。

 

 

冷静になって計算しよう

じゃあどうやって、そんな怪しい人を見抜き、崇拝してしまわないようにするのかというと、冷静に考え、計算することがポイントだと思います。

 

1番簡単なのは、割り算です。

「ネットだけで年商1.5億円」と言われたら、まずは割り算をします。

月々1250万円、日商は42万円。

客単価1万円とすると、1日あたり42人が買い続けて、年で1500人になる・・・とまで分解して考えると、だいたいが「嘘っぽいな」となります。

3万円の情報商材でも1日あたり14人・・・そんなに引っ掛からないだろ!となりますね。

違う、1週間に1度、300万円払う人が出てくるんだ!となると、詐欺を疑います。

HIKAKINレベルの有名人や1回のギャラがものすごく高い芸能人なら可能かもしれませんが、ネットだけでブイブイ言わせている人が、公開しているサイトだけで稼ぐのは、結構難しいのではないでしょうか?

 

こんなのは、簡単な割り算です。

でも、そこまで計算しないで相手の開示する情報だけ見ている人が、「すごーい」となるのです。

 

 

ファンタジーと現実の区別をつけよう

ファンタジーはファンタジーで、面白い。

でも、ファンタジーと現実とを混同してはいかないのです。

 

現実を生き抜くために大切なのは、冷静に考え、自分を騙そうとする人を見つけられる力。

それが備わってこそ、ファンタジーを楽しみながら、高校生にして総理大臣を応援できるようになるのです。

 

 

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