こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある日の仕事の時の話です。
その会社との約束の時間は、午前10時。
大体私は、30分前に現地に着き、まずは訪問先の確認(場所・玄関から担当者までの大体の距離・その他)をして、コーヒーを飲みながら事前シミュレーション、そして1~3分前に訪問先に行くようにしています。
その日は、9時半前に現地に着きました。
いつものように訪問先の確認をし終えて、座ってコーヒーが飲める場所(事前リサーチ済み)まで向かう途中、近くの洋品店(某ファッションセンター)を通りました。
ふと視線を移したとき、私はこうつぶやいてしまいました。
「なぜ・・・?」
そのお店の入口の前には、3組・4名ほどの高齢者が立っていたのです。
なぜか開店前に立って待つ人たち
開店30分前に、既に店の前に複数の客が集合している・・・
そういえば私は何度かこういう仕事とかで見たことがありました。
なぜ、開店前、しかも30分も前に立って待っているのだろうか?
30分前行動を心掛けている
アポに臨む前の私のように、30分前に現地に到着することを目指しているのかもしれません。
5分前行動は、基本ですからね!(と、電車に飛び乗るタイプの私が言ってみる。)
でも、30分前に現地について何か良いことがあるかというと、特に何も無いんですよね。
私がその風景を見た郊外の店は、車で来る人が多い立地だったのです。
だったら、車の中で待っていればいいじゃないか?とも思いました。
でも、あえて外に出て店の前で待っている。
それには理由があるのではないか?
開店に向けてプレッシャーをかけている
ここで第2の説になります。
わざわざ外で待つのは、プレッシャーをかけるためではないか説です。
10時00分00秒にちゃんと開店するように、むしろそれよりもちょっとでも早く開くように、「開店するのを立って待っているお客様がいるんだぞ」という念を込めているのではないか?
そう考えると、ちょっと嫌味な感じですが、あり得そうなのが恐ろしい。
だって、5分前・4分前・・・って1歩ずつジリジリと進んでいるような気がしたんだもん。
病院と同じような気持ちで行ってしまう
街の病院は、高齢者でごった返しているところもあります。
そういうところだと、開院1時間前に診察券を入れにいくとか、開院前に並ぶとか、そういうよくわからない仕組みで受付をしています。
高齢者=通院が日常の場合、その病院と同じノリで、洋品店にも向かってしまうのかもしれません。
それにしても、病院の仕組みはもっとどうにかならんのかな?と思うことがある。
1番乗りをすることで、得した気分になりたい
1番風呂のように、その日1番にその店に入る=得した、みたいな気分になりたい人もいるのかもしれません。
そのためには、30分待つことも厭わぬ!みたいな感じなのでしょうか。
早く行かないと、行くこと自体を忘れてしまう
ご高齢の方ばかりなので、家でダラダラしていると、用事が何だったかを忘れてしまうという恐れがあるからかもしれません。
「あれ、今何しようとしていたんだっけ?」と思うことがあっても、大体現地に行ってうろうろして、色々なものを見ていると思い出すのですが、そもそも「現地に行く」ということを忘れてしまったら、何も覚えていられません。
だから、とりあえず現地へ行き、店の前で待っているという説です。
店の前で他の待ち人と話したいがために早く行く
以前、開店30分前くらいから立っている人を見ましたが、その方々は大体「待つ」にプラスして、「立ち話」もセットになっていました。
「おう、○○さん。今日も早いね!」(アンタもな)
こんな会話をしていました。
ヒマだから
ただ単に、することがないから、暇だから来ているという説もあります。
6時に起床し、7時に朝食をとり、8時に朝ドラを見て、9時には出発・・・で10時前に店に到着し、11時に帰宅、12時には昼食をとり、18時に夕食をとり、20時には就寝。
そんな規則正しい生活をしていると、10時前に店について店の前で立っているということも立派な予定になるのかもしれません。
なぜ?を考えると、世の中が楽しくなる
以上、仮説を立ててみましたが、答えはどうかというと・・・わかりません。
そして、「開店30分前とか1時間前に店に来て立っている人はやめたほうがいい」なんてことが言いたくてこの文章を書いていったわけでもありません。
そんなの「店に迷惑がかからなければ、勝手にしてよ」だし。
でも、こうやって、街の風景として「当たり前」にしてしまわないで、いちいち立ち止まって「なんでだろう?」と考えてみることは、面白い。
そんなことを考えていたら、せっかく早くついたのに、気づいたらアポの時間になってしまいました。
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