こんにちは、ドクダミ淑子です。
営業をしていると、こういうことを言われることがあります。
「とりあえず、見積もりもらえませんか?」
「とりあえず、資料だけ下さい」
あげるけど、あげるけどさぁ・・・
あなた、絶対に本気で検討しないでしょー!?
わかりますよ、私の営業トークがノリノリ過ぎて、面倒だからとりあえず「資料下さい」って言うケースもあるということは。
そうすれば、私のセールストークが終わるという「ぶぶ漬け」的な「資料下さい」ね。
そういう場合は、一旦資料を送ったり見積書を出したりして、到着確認をしたときに「ぶぶ漬けだったのか・・・」と感じる。
そういう人は重要度を下げて、たまにメールするくらいのお客様リストに入れるから、別にいいんです。
今回問題提起したいのは、そうではないケース。
自分から私に連絡してきて、「今、どういうマーケット状況ですか?」「今使えるキャンペーンはどのようなものがありますか?」「じゃあ、資料だけ下さい」ってなる人、しかもそれを定期的に・何年もやってくるマンがいるのです。
あと、「見積を、そうですね・・・3パターンくらい欲しいです」「えっと、メールじゃなくて、郵送で」とか、謎の指定してくるマンとかね。
それも、絶対やらないでしょ・・・ってレベルの金額とかで。
まぁ出すんだけど、出すんだけどさぁ・・・やりたくないよね。
期待を持たせる小芝居を打たれる
しかもそういう「見積だけくれマン」の人って、なんか小芝居してくるのが腹立つのです。
「いやぁ・・・ウチもそろそろ人材について考えなきゃと思ってねぇ・・・(含みのある言い方)」とかね。
あなた何年、それ言ってるの?
見積書、何回出してると思ってるの?
去年出したやつの日付変えてるだけだけど。
私はもはや、「えっ!?今年こそ使ってくれるの?」なんてコロッと騙される年頃じゃないのよ?
「はいはい、またかよ・・・(いつもの見積書フォーマットだして日付だけ変更ポチー)」って感じよ。
それでも5分くらい時間をとられるのが、非常に惜しい。
私の時間はたとえ5分だとしても、貴重な5分なのである。
100社に1社は、本当にやるかもしれないけれども
「あなたがそんなにやる気なく資料を送ってるから、その気持ちが伝わっていて、結果契約できないんだよ」ですか?
断言しましょう、気持ちを込めたり丁寧な仕事をしようとも、資料だけくれマンは、決して変わりません。
仮に本当に検討する人がいるにしても、おそらく100社に1社あるかないかくらいです。
そして、さすがに「見積もりコレクター」は、100人もいません。
せいぜい、10人くらい。
なので、見積もりコレクターの相手をしていても、1社も契約できない可能性が高い。
だったら、本当ならお断りする方が効率的なのです。
見積もりコレクターは、自分で決められない人だ
そして、見積もりコレクターと仕事をしたくない理由は、もう一つ。
見積もりとか資料を集めたがる人は、「決裁権」が無い人だからです。
上司(大体、豪快で強引な人)が、「おい、社員の募集するぞ」と気まぐれで言ったときに「ハイ、調べました!」とサッと資料を出したり、「ハイ、すぐに問い合わせます!」ってすぐ行動するアピールをしたいから、資料を集めたがるのです。
そして大体、そういう人は資料を見た時に、「まぁ、今じゃなくてもいいか」となったり、すぐに別のことに気が向いて「おい、社員旅行の計画立てるぞ」とかなってしまうのでしょう。
その後連絡しても、「いやぁ・・・資料は渡したんですけどねぇ・・・」とか言われると、ああ、そのまま流れるなコレって思う。
「とりあえず見積もり」は、誰も幸せにならない
とりあえず見積もりって言うのは、結局無駄になる仕事をしている人ばかりで、誰も幸せにならないと思うのです。
見積もり下さいマン本人は、「仕事をしている気」になっているかもしれないけれども、その実何も成していない。
営業マンにとっても時間のムダ。
上司には、記憶に残らないし、「この部下は無茶ぶりOK」みたいな風になり、更に何も成さない上司の気まぐれ対応の仕事が増えていく・・・
だから、「とりあえず資料下さい」「とりあえず見積もり下さい、3パターン」って言うマンは、早いうちに絶滅してほしいと願ってやみません。
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