こんにちは、ドクダミ淑子です。
以前、こんな記事を書きました。
その後も色々とお客様にヒアリングをしたり、自分で登録してみたりしたのですが、確たるものを掴めず、そのままになっていました。
ただ、これだけは伝えておこうと思います。
「転職クチコミサイトは、参考程度にしたほうがいい」ということを。
クチコミを書き込むのは、会社に不満のある人が大半
ユーザーの立場に立って考えてみましょう。
あなたがユーザーだったら、どういうタイミングで、転職口コミサイトに書き込もうと思いますか?
- 転職を考えていて、他社の情報を知りたいとき
- 会社に対して怒りがわいて、どこかにぶつけたいとき
- 理不尽な目にあい、これは他の人にも伝えなければと思ったとき
つまり、「今いる(昔いた)会社に対してネガティブな感情を抱く時」が大半なんですよ。
だから、書き込まれる情報は、大抵がネガティブな情報になるのです。
本人の実力が足りないという場合もある
ここで厄介なのが、ユーザーがネガティブな感情をいだく原因が、「会社が悪い」だけではないのです。
- 会社が本当に悪い
- ユーザーの思い込み
- ユーザーの職務適性がない・スキル不足
- 悪い人は、その相手1人だけで他の人は違う
2と3というのは、本人談だとなかなか見抜けません。
実際に私のクライアントは、クチコミサイトの書き込みを見て「ああ、あのクビ同然だったヤバい人ね・・・」とため息を吐いていたこともありました。
「正社員になれるという話だったのに、登用試験を受けても正社員になれなかった」とかも、会社が悪いのか?と聞かれると、ちょっと疑問。
ポジティブな書き込みが多いと、組織票の可能性が高い
逆に、ポジティブな書き込みが多いと良いかというと、残念ながらそれも信用できないのです。
上記に書いているように、会社に不満のある人が使うクチコミサイトなのに、いい情報ばかりというのは、ちょっと不自然じゃないですか?
そもそも、今の会社に満足している人は、サイトを使わないはずです。
つまり、やたらと点数がいい場合、特に現職の人のコメントが多い場合は、組織票の可能性が高いということなのです。
でも、火のない所に煙は立たない
ネガティブな情報も、ポジティブな情報も信頼できるかどうか、わからない。
でも、クチコミサイトは100%信用できないというわけではありません。
「火のないところに煙は立たぬ」という言葉があるように、何かあるから悪い書き込みがされるという見方もあるからです。
実際に、ブラック企業と名高いところを検索すると、出てくる出てくる、「やっぱりな・・・」って情報があったりする。
転職クチコミサイトの運営主は、「商売」をしている
そして、転職クチコミサイトがどのように運営されているか?
ボランティアで運営しているケースはないですから、そこでなんらかの商売をしているのです。
転職サイトの会社がクチコミサイトを運営している
クチコミサイトを転職サイトが運営していることもあります。
全く関係がないと言われてはいますが、転職サイトでの優良顧客に「おたくのクチコミサイトに、ひどいこと書かれているんだけど?」と言われて、果たして、何も対策はとらないのでしょうか?
クチコミを操作することでお金を取る
これを私は調べようとしていましたが、お金を出したら評価を上げるとか、悪いクチコミを消すなどという商売をしているという噂がある会社もあります。
つまり、お金さえあれば、評価などどうとでも操作できるし、事実無根のイチャモンつけられてもお金を払わないでおけば、そのまま悪評価になってしまうのです。
まとめ:クチコミは参考程度に
以前は、クチコミ=信頼できるという時代もありましたが、今は情報として世に出てきているものは、「クチコミ」の体を持ちながらも、ほぼ操作されています。
ステマ・SNS広告・友人からの紹介だって、本当に信頼できるかどうかわからない。
だからこそ、リアルな情報を得る努力をするべき。
そして、「ヤバそうセンサー」が働くように、普段から人を良く見ておくべきだと思うのです。
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