こんにちは、ドクダミ淑子です。
レンタルなんもしない人。
なんとなく視界に入ってきていましたが、意識して過去の炎上や今回TV番組で「スティーブ・ジョブズは子育てしなかった、自分もしない」みたいな発言をしたようで、そのへんの記事を拾ってみました。
そこで感じた、「レンタルなんもしない人」というか、「こういうタイプの人」との関わり方についてを書いていこうと思います。
なんもしない人は、他人に興味がない人だ
まずは、ここをしっかり押さえておきましょう。
なんもしない人は、他人に興味がないから、「なんもしない」が出来るのです。
だって、もしも他人に興味があったら、「なんもしない」なんてできないでしょう?
私はお節介だから、仮に自分が「なんもしません」と言うサービスをしたとしても、一緒にいるうちに興味を持って、根掘り葉掘り聞いてしまうと思うのです。
私のような人への関心(ゲスなものも含む)が高い人なら、「なにかしたい」と思ってしまうところを、「なんもしません」で完結させられるのは、他人に興味がないからだと思うのです。
なんもしないと、人々は勝手にラベリングする
ある人が「なんもしない」状態だと、その人と接した相手が、勝手に、その人に対して「イメージ」を付けます。
レンタルなんもしない人みたいに、細身で、ナチュラルな雰囲気で、無害そうで、何を言ってもほぼ無反応で、「レンタルなんもしない人」なんて多くの人がやらなそうな職業をしている人・・・となると、こんな印象を持つ人が多いのではないでしょうか?
- いい人そう
- 生きづらそうだから弱者に優しそう
- 新しい生き方に理解がありそう
- 礼儀正しそう
- 心が広そう
- 思いやりがありそう
- 考え方が柔軟そう
今回炎上したのも、上に書いたようなイメージを「勝手に」持たれていたということがあったのだと思います。
でも、これは彼の仕事にとっては、良いイメージですよね。
なんもしなくても、相手が良い印象を持ってくれる・・・すごくいい流れだったと思います。
なんもしない人が、なんかしてしまった
そんな、黙っていれば、好意的な印象があった人が、ついつい「自我」を出してしまったのです。
「男だからできる仕事じゃない、自分だからできる仕事なんだ」
「スティーブジョブズみたいに、世界を変える仕事であり、それをしている人なんだ」
少し拡大解釈もありますが、こんな感じの発言をしてしまったんですね。
今まで、喋らない、かわいいぬいぐるみだと思っていたら、TEDみたいに毒舌で腹黒なヤローだったみたいな、意外な展開。
そこから、「勝手に良い印象を抱いていた人たち」は彼に失望し、否定的なことを口にし、離れていきました。
なんもしない人は、なんも発言しなければよかっただけ
彼は最初から、他人に興味など微塵もなく、他人の心の痛みなんて1つも理解できない人だったのでしょう。
ただ、そういう考えが伝わるような言葉を、ついつい口にしてしまっただけ。
今回の失敗は、そこだったんじゃないかなと思うのです。
「なんもしない人って名乗っているくらいなら、黙ってなんもしなければよかったのに」って思います。
なんもしない人に、なんも期待してはいけない
そして、そのなんもしない人に「失望した」という人たち。
その人たちも、彼のことを勝手に期待しすぎじゃないのかなと思ってしまうのです。
他人の気持ちを考えることや、「何かしたい」と思うことを放棄している人が、「思いやりとは」「真の男女平等とは」「理想の社会とは」・・・みたいな高尚なことを考えられるわけ、ないじゃないですか。
原始的な「自分が生き抜くためには、何をすべきか」、ここで思考が止まっているということですよ。
そんな人に、何かを期待しても、仕方がない。
私は、他人に期待しすぎることから、色々な波紋が生まれると思うのです。
相手に期待し過ぎなければ、勝手に他人に自分の理想を押し付けたりしなければ、他人を崇拝したり・崇拝されたりすることがなければ・・・もっとみんなが仲良くできると思うのです。
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