こんにちは、ドクダミ淑子です。
「ドクダミさんは、なんで早く帰れるんですか?」
ある日、後輩に聞かれました。
私は残業ばかりの毎日から、やっとの思いで脱出した経験があるのですが、それももう5年以上昔の話。
入社3年目の後輩は知らない話なのでしょう。
「じゃあ、なんで〇〇さんは早く帰れないの?」
質問に質問で返すプレイをしてしまいました。
あらやだ、私ちょっと嫌な先輩だわ・・・
残業の理由を分解してみる
「う~ん、そうですねぇ・・・」後輩の答えはざっくり3つ。
- やらなきゃいけないことが、終わらない
- 帰り際にやらなきゃいけないことを思い出す
- 顧客から夜に急ぎの対応依頼が来るなど、無茶振りが多い
後輩には1と2の解決のヒントのような話をして、最後にこう言いました。
「私は仕事が早くできるようになったら、3みたいな無茶振りしてくるお客様が減った気がするよ」
「っていうか、意識して無茶振りばかりするお客様とは付き合わないようにしてる」
時間と気力を消耗させる顧客は、売上も減らしている
夜に電話が来て「今日中によろしく!」とか、サービス対象外のことを「この位出来るでしょ?」とか、ワガママを断ろうとすると「こっちは金払ってるんだぞ」とか、無理なことばかりいう顧客もたしかに存在します。
でも、こういう顧客は苦労してでも、切るべきだと私は思っています。
たとえば、月100万円の売上が上がるけれども、1ヶ月あたり200時間を費やす案件よりも、月50万円 の案件を2件抱えて、それぞれ月80時間ずつで済んだ方がいい。
もっと言うと月200万円の売上が上がり稼働は160時間だともっといいけど、まずは1時間あたりの売上をあげるために稼働時間を減らすのが先。
ただ、この「月100万円で残業もする顧客」を切るというのが、なかなか難しいですね。
会社的にも「売上を捨てるな」って言われるし。
でも、早く帰れない理由も、売上が伸び悩む理由も、顧客に振り回されているからなのです。
だったら、どうにかしてその悪循環を断ち切らないと、早く帰れないし時間も作れない。
「私は、そうやって無茶振りするお客様とは極力付き合わないようにした。」
「その代わり空いた時間で新規開拓を頑張って、今の顧客構成にしたよ」
そう、営業だってお客様を選ぶことができるのです。
お金がある人と仕事をする方がラクだ
「ドクダミさんのお客様っていい人ばかりですよね?なんでですか?」
「やっぱり、お金持っているお客様の方が、時間にも心にも余裕があるっていうのもあるかもしれないね」
たとえば成功率80%で100万円のサービスと、成功率50%で50万円のサービスがあったとしたら、お金があれば100万円の方を選ぶけれども、お金がなければ50万円を選びます。
すると、半分は失敗して、なぜか営業が責められます。
失敗すると挽回しなきゃと考えるので、さらに時間を使う。
だから営業として、100万円の方を売れる力量を持つべきだし、高くても成功率が高い方をポンと出してくれる方を大切にしたほうが楽なのです。
時短を考えるなら、仕事相手も見直そう
お金持ちと仕事をした方が、圧倒的に楽だし、早く帰れる。
一時的に売上が減っても、ワガママばかり言う顧客とは付き合わない方がいい(可能ならば)。
「なるほど・・・」
「だからまずは、営業としての基本行動をちゃんとすることが大事だね。お金持ちは時間を大事にするし、ストレスがない営業の方が好きだから」
私の仕事柄ゆえに、お客様を選べるのかもしれませんが、仕事内容を全体で見直すことは、きっとどの職種でもできるはず。
定時退社目指して、今日も頑張るのです。
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