こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、職場の26歳がこんな話をしていました。
「〇〇さん、尿路結石で救急車で運ばれたらしいですよ。野菜食べないんですかね?結婚してるのに・・・」
私はこんなツッコミを入れました。
「結婚しても、野菜を食べない人は食べないんだよ!」
「結婚したらできるようになる」ことなんてない
若い彼は、結婚したら奥さんが栄養バランスの取れた食事を作ってくれて、それを食べていたら自然とバランスのよい食生活になり、健康になる・・・なんて思っているのかもしれません。
しかし、ここには落とし穴があるのです。
それは、「仮にバランスのよい食事を作ったとしても、それを食べないヤツがいる」ということ。
単純に「嫌いだから残す」って話ね。
一人暮らしだから、野菜が不足していたけれども、結婚したら野菜が増えた・・・というのはあるかもしれませんが、レアケース。
一人暮らしでも、食生活に気を付けている人なら、そこそこ野菜食べてるよね。
そして、結婚したら野菜嫌いが直るかというと、ほぼ無理ですね。
嫌いなものは、嫌いでしょ。
結婚したらできることが仮にあるならば、むしろそれは、結婚しなくてもできることなのです。
結婚したら急に人が変わるのか?
特に独身の若者は、結婚したらまともな大人になるorならなきゃいけないと思っている人が多いのではないでしょうか?
既婚者から言わさせていただくと、そんな風に身構える必要は全くないと思います。
人はそう簡単には変われないし変わらない。
本気で「変わろう」と思わない限り、変わらない。
だから、結婚しても野菜嫌いは直らないし、浮気症も直らないし、サボり癖も直らない。
かまってちゃんは構ってほしがるし、自分なんてと卑下する人は結婚してもそんな感じの話をしてる。
ある日突然、立派な人に変わるのも、無理ですね。
夫の好き嫌いは、諦めている
ちなみに、私の夫も好き嫌いが多少あります。
妻の私がそれについてどう思っているかというと、もう何も思うことはありません。
「30過ぎても食べられないなら一生無理でしょ」
「私は夫のお母さんじゃないから、そんな教育したくないし」
「私ができるのは、自分の子どもにはそうならないようにすることだけだわ」
といった考えです。
冒頭の尿路結石の奥さんもきっとそんな感じなんじゃないかなぁ・・・と勝手に妄想しています。
それでも、結婚していると、いいイメージがつく不思議
そんな中ですが、結婚していると、端から見ると、なんとなくしっかりした大人に見えるのは、もはやマジックの一貫といっても過言ではない。
そして結婚した本人も、その「ちゃんとしたイメージ」に引きずられて、ちょっとだけ背筋が伸びるのも、マジック。
中身は事実上1 mmも変わっていなくても、なんとなく箔が付く・・・それが結婚というものの不思議なのです。
野菜嫌いの独身は「だから結婚できないんだよ」と言われるのに、野菜嫌いの既婚者は「野菜も食べられないのに結婚しているということは、何か他にものすごい良い所があるのでは?」なんて思われる不思議。
何度も言いますが、両者は「野菜嫌い」は同じです。
違うのは、結婚しているか・していないかだけ。
不思議だけど、人間ってイメージに引っ張られる生き物なのだなぁと、改めて思うのです。
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