こんにちは、ドクダミ淑子です。
経営者やYouTuberなど、いろいろやっている実業家の「えらいてんちょう」氏の「しょぼい自己啓発シリーズ」。
3冊同時発売したうちの1冊、『しょぼ婚のすすめ』を購入しました。
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本の表紙に「恋人と結婚してはいけません!」と書いてあるこちら。
中には一体何が書かれているのだろう・・・と気になったんですよね。
結論から言うと、納得できるところが多かったし、普段の結婚生活の中でもやっと思っていることが言語化できたと感じました。
つまり、面白かった。
どんな内容なの?
公式サイトの紹介文を抜粋してみましょう。
「しょぼい起業」は「とりあえず食べていくこと」を目的としていましたが、「しょぼい結婚」は「とりあえず婚姻を成立させ継続すること、そして社会を成立させ発展させていくこと」を目的としています。人は衣食住が揃うと、その次には他人と社会を形成していきます。もっとも小さな社会の単位は家族です。家族を作っていきましょう。
おそらくバブル時代以降の弊害だと思うのですが、恋愛と結婚を一直線上に置き、さらに結婚というものに値段をつけ、結婚というもののハードルを著しく上げてしまったのが、現在の晩婚化、少子化の原因ではないでしょうか。いい大学を出て、どこの会社に勤めていて、年収はいくらぐらいで、どこらへんまで出世しそうで(もちろん、男女が逆でも同じような価値観はあります)。これ、全部無駄です。
ちゃんとした職業についていないから、お金がないから、結婚にはまだ早いから、いいと思う相手に出会えないから。さて、あなたがまだ結婚をしない理由はどれでしょうか? 「そんなことを考えている間にさっさと結婚したほうがいい」という話をこれからしていきます。
これは「はじめに」の抜粋なのですが、うんうん、まさにそれだよそれ!とここで首を縦にブンブン振りました。
先日、「結婚を難しく考えるババア(推定)」についてのグチを書きましたが、まさにこれなのです。
結婚を難しく考えるから、結婚しない人が増えているんじゃないの?と私も思っているのです。
「結婚を軽く考える」という話ではない
結婚を難しく考えない、というと「軽く」考えると思う人もいるかもしれません。
でも、これは「軽く」ではないのです。
結婚は紙切れ一枚でできるからすぐしたほうがいい、でも・・・結婚生活をきちんと安定して続けていくためのすり合わせをしっかりすべきだという話が書かれています。
どうやったらお互いがストレスなく結婚生活を送れるのか?を合理的に考えています。
よくあるのは、こういうトラブル。
「夫婦なら当然○○してくれるはず」「○○を察してくれない」などなど、相手に多くを求めすぎたり、自分の常識を押し付けてしまうことです。
そういうトラブルを起こさないために、どうすればいいのか?
そのへんは4章に書かれていて、私はとても納得感がありました。
人は完璧ではないし、完璧になれない
私は結婚して、よかったなと思っている人間です。
完璧ではない人間同士ですが、お互いがお互いを補完し合っているという風に感じることが沢山あります。
ざっくり言うと、私が文系で夫が理系なので、得意分野が違います。
人間は完璧ではないからこそ、集団になって補い合うことで、生活がスムーズになります。
だから、できるだけ自分の負担を減らすために、集団、もっとも小さい集団である夫婦になるというのは、とても効果的だと思います。
「個」の時代とか言われますが、会社だって、お互いの得意分野で補い合う「集団」ですよね。
私は事務作業が嫌いなので、事務員さんに助けてもらうことが沢山あって、会社員でよかったなと思うこともしばしばです。
「いつか○○したい」と言う人は、いつまで経ってもしない
「ドクダミさん、そろそろ本気で転職しようと思うんです。」
この件でここ3年くらい相談されていた後輩から言われて、私は心の中でため息を吐きました。
そう、「そろそろ○○したい」「いつか○○したい」「△△したら、○○したい」と、条件とか曖昧な言葉を付けている人は、いつまで経っても行動しないのです。
「もうそろそろ結婚しようかな」とか、「貯金が貯まったら結婚したい」とか言っている人は、いつまで経っても結婚しないのです。
本気で結婚したい人、本当に結婚する人は、すぐに行動に移したほうがいいし、そのほうが良い結果になる。
結婚している人も、結婚を考えている人も
この本は、結婚を考えている人も、結婚した人も学べる一冊だと思います。
結婚はサクッと、結婚を継続することを真剣に考える。
そういう考え方を、この本で知ってほしいなぁと思いました。
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