こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある日ふと思ったことがあります。
そういえば最近、自己啓発書とか読んでいないなぁ、と。
昔、大学生の頃や、社会人に入ったなったばかりの頃は、自己啓発書や、ビジネス書をむさぼるように読んでいたのです。
女性としての輝き方・働き方、営業としてのスタンス、営業ができるようになるテクニック、そもそも会話ができるようになるための思考法などなど・・・をたくさん読んでいました。
でも、今は全くと言っていいほど読まなくなってしまったのです。
私は、書店に行くのが好きなので、空き時間があれば、ぶらぶらと店内を歩き回りながら、話題の本を見たりすることもあります。
でも、話題の本のタイトルに、そそられなくなっているのです。
読まなくなったのには、理由がある
自己啓発書をどうして読まなくなったのか?
いくつか理由を考えてみました。
読みすぎた
自己啓発書を読み漁っていた頃は、それこそ週に1回地元の図書館に行き、気になったタイトルを手当たり次第かごに入れ10冊を借り、そのまま近くのカフェに行き、2冊ほど読んでから家に帰り、また2週間後に10冊借りるというようなことを繰り返していました。
さらに書店や古本屋でも本を買う日々。
年間500冊・・・は行きませんでしたが、1日1冊くらいは読んでいました。
それだけ読めば、いくら違う著者が書いたとしても、少しずつ内容が似通ってくるところがあるのです。
ビジネス書を読みながら実践をし、うまくいった・いかないを検証する、そしてまた別の本を読み検証する・・・を繰り返していくと、自分の行動や思考がだんだんと変わってきます。
ビジネス書に書かれている内容が、血となり肉となっていて、もうわざわざ借りて読まなくてもいいかなと思えるくらいまでなりました。
そして、そうこうしているうちに営業成績もどんどん上がってきたので、悩みが減り、自身の課題を解決しようと思ってビジネス書を借りる必要がなくなってきてしまいました。
対象年齢を過ぎた
ビジネス書というのは、対象年齢はどのくらいに想定されているのでしょうか?
私は、大抵のビジネス書は、20代の働き始めたばかりで悩んでいる若者に向けて書かれているものだと思います。
もちろんマネジメント層や経営者向けの本もありますが、 経験値1万の人よりも、経験値0で何もわからない人の方が、人数も多いし、需要も高いので、本の数も多いはず。
だから「今の自分向けの本」って、あまりないのではないかと思うのです。
こと、仕事においては。
人と会話して学ぶことが多くなった
社会人になったばかりの頃は、営業としても売れていないのでお客様としゃべる機会が少なかったです。
なので、そういった自分の足りない経験や知識、知恵を補充するために、ビジネス書を読んでいるというような状態だったのでしょう。
でも、今は違います。
お客様とも事業の話・組織の話・採用関係の話・・・と、色々な話ができるようになっています。
後輩もたくさん出来て、相談を受けることも増えてきました。
上司と会話する内容も少し変わり、自社のマネジメントや事業の方向性などになってきた。
実際に仕事しながら、実践の中で学べているなと感じます。
だから、わざわざ本を読んで勉強するというような必要性が少なくなっているのかもしれません。
自己啓発書を読むことの是非
別に私は、自己啓発書は何歳でも、読みたい時・自分が必要だと思った時に読めばいいと思っています。
その一方で、自己啓発書とポエムの合体みたいなつぶやきする20代はニヤニヤするし、そういうつぶやきをする30代以上にはザワザワするけど。
私だって、今後何かに悩んだりしたら、またそのテーマ関連の本を読み漁る時期が出てくるでしょうし。
でもその一方で、この年になるとゼロから「本に教わる」っていうのもどうかと思ってしまう自分もいます。
ノウハウを丁寧に教わるんじゃなくて、考え方のヒントをもらって、自分で試行錯誤したい。
今までの経験や、自分の強み・弱みを理解しつつ、自分で道筋をたてたい・・・そんな風に思うのです。
だから、「何もベースがない人・経験値ゼロの人向けの本」は、ちょっと丁寧すぎて、今の私には、必要ないのです。
ジジババは歴史から学ぶ理由がわかってきた
高齢者や、経営者は「歴史」が好きな人が多いですよね。
歴史小説とか、大河ドラマとか、
これって、ある程度経験がある人は、ビジネス書から具体的なノウハウを「教わる」よりも、史実や人間関係から「考える」ことの方が楽しいし、自分に合っているからかもしれないなと、思い始めました。
今の私は、気になるテーマはあまりないのですが、本を全く読まないわけではありません。
読書は大好きなので、これからも「自分が欲する情報」に敏感になりながら、本を買うことは惜しまず、楽しんでいこうと思います。
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