ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

無賃乗車したことを黙っていられない世界

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

Twitterを見ていて、本当にはあちゅうさんは凄いなぁと感心しました。

 

タクシーに無賃乗車して、炎上した話です。

 

内容としては、こんな感じ。

  • 無賃乗車したことを「優しい世界」とTwitterでつぶやく
  • タクシー代払えと炎上
  • 嫌なコメントばかりで悲しい、「怖い世界」とつぶやく
  • だからタクシー代払えと炎上
  • タクシー代カードで払ったと嘘(の可能性が濃厚)を吐く

 

詳細はこちらをご覧ください。

togetter.com

 

 私がすごいと思ったのは、「どう考えても批判されるようなことを全世界に大公開してしまう」というところ。

 

「未成年だけど、飲酒してまーす。ウェーイ!」

「バイト先のおでんで遊んだよ!クビ覚悟wwwww」

「1万円で払ったら、お釣りの中に1万円札が入ってたよ。ラッキー」

「商品割っちゃったけど、お代は結構ですって言われた。セーフ」

 

・・・これと同じレベルの話だと私は思うのですが、なぜそれを大公開してしまうのでしょうか?

 

ここからは、なぜ彼女が「黙ってはいられなかったのか?」についての仮説を立てて行きたいと思います。

 

 

ありとあらゆることをつぶやかないといけない病にかかっている

まずはこちら。

なんでもかんでも、つぶやかないと死んでしまう病にかかってるんじゃないでしょうか?

 

でも、こういう人、多そう。

誰と会って何を食べて・・・って逐一報告する人。

「人生全部コンテンツ」と自称している人なので、つぶやかない=何も起こってないのと同じ、みたいな感じになるのだろう。

きっと、発信しないと損みたいな感じなのだろう。

 

「セックスレスで離婚しました」

「(本人の許可なく)夫はADHDです」

とかも、なんでわざわざ言うんだろうって思うけど、きっと言わないと自分が死んでしまうのだろう。

 

 

皆が自分と同じ感覚だと思っている

友達同士ふざけて撮った迷惑動画を世間に大公開するような人は、それが不快に思われるなんて考えてなくて、誰もが自分と同じように「ウケるwwwww」と思うと勘違いしているところもあると思います。

この件だって、自分と同じ感覚の友達に話したら、「よかったね」で終わった話だと思います。

 

「タクシー代払わないで済んだ。優しい世界…。」とつぶやいた彼女は、もしかしたら、誰もが自分と同じように「優しい世界…。」と思うと勘違いしていたのかもしれません。

 

 

他人からお金をもらうことを何とも思わない

続いてこちら。

「他人からお金をいただくことに、何の感情も抱かない」「私は特別だから、お金をもらって当たり前」だと思っている説です。

 

学生時代にスポンサーを見つけてタダで海外旅行をしたり、接待で会社の経費を湯水のように使う会社にいたり、特に何もしないオンラインサロンにお金が流れてくるのを経験していると、「お金」に対する感覚が麻痺しているのかもしれません。

 

「私は価値がある人間だから、他人からお金をもらえて当然」みたいな。

親しい人ならそれでいいかもしれませんが、タクシーの運転手は思い入れゼロの相手に対してタダ働き(+ガソリンの消費)をしても、それが当たり前だと思っていたらヤバい人でしょう。

 

しかし、この説もありそうで怖い。

 

 

他人の立場に立って考えられない

はあちゅうさんの炎上はだいたいコレですね。

他の人がどう思うか?を全く考えられません。

 

ファッション妊活の時は、多くの妊娠を望む人の心を踏みにじり、「一生妊娠できないかも…」→「実は妊娠してまーす!男の子でーす!サプライズ動画ドーン!」までの、瞬間手のひら返しをしました。

ここまで他人を思いやれずに、自分!自分!ってできる人って、すごいな(嫌味)と感心したものです。

 

 

美談として褒められると思っていた

実は、好感度を上げようと狙って書いていたというパターンです。

6万円もらった高校生のニュースを見て、この話もほっこりストーリーとして扱ってもらえるかと思ったのかもしれません。

 

 

他人に優しくされる自分をアピールしたい

ネットで叩かれ、「嫌われ者」になってしまっている自分をどうにか挽回しようとしている説です。

ほっこりエピソードを発信することで、「私はタクシーの運転手さんにも優しくされるような人間なの!」「だからみんな、私に優しくしてー!」とアピールしているということです。

 

 

「なんでも大公開するのが良いこと」な社会はおかしくない?

以上、はあちゅうさんが何でもネットで大公開する理由について、仮説を立ててみました。

改めて・・・私はなんでもかんでも発信することに、反対意見を述べたい。

 

私は、世の中には「言わなくてもいいこと」というものがあると思っています。

言いたくなければ、言わなくてもいい。

セクシュアリティの問題とかもあえて職場でカミングアウトする必要があるか?と思う。

それなのに、「ほらほら、なんでもオープンにした方がいいよ。今はLGBTへの差別なんてないし、私理解あるからさ!はいはい、カミングアウトカミングアウトー!!」っていう圧力を感じて気持ち悪くなることがある。

 

だから、はあちゅうさんみたいに、自分と違う立場の人がどう思うかを全く考えずに、「何でもかんでもつぶやくことは良いことだ」って感じの人は、よくわからない。

 

「いいから、黙っておけよ」と言いたい。

 

 

タクシー代が払えない時は?

そもそも、タクシー代を払うことがどうしても不可能というのがおかしい。

私だったら、こうします。

 

  • そもそも乗車前に「〇〇使えますか?」と確認する
  • コンビニ前に停めてもらって、ATMでおろす
  • 後から現金書留で送る

 

「タクシーを運転する」を商売としてやっている人のサービスを利用して、その対価を払わないのは、「ビジネス」の形としておかしいですよね。

「金払わないやつはファンじゃない」って言うなら、「金払わないやつは客じゃない」です。

 

 

「グッ・クルッ・パッ」ですね

以前やっていたドラマ『3年A組 今から、皆さんは人質です』で、先生役の柊(ブッキー)がこんな話をしていました。

 

「グッと踏みとどまって、クルッと頭を一周させれば、パッと答えが出てくる」

 

つまり、すぐつぶやくんじゃなくて、一旦考えろよという意味です。

 

私は、はあちゅうさん、そしてネットで何もかも言わずにはいられない人達に、この言葉を贈りたいです。

 

グッ・クルッ・パッ!

 

 

・・・とはいえ、今後もこれに懲りず、義父母や親戚のこと、医者のこと、ママ友のこと、その他なんでも大公開するのでしょう。

楽しみにしています。

 

 

 

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