こんにちは、ドクダミ淑子です。
ネットウォッチングをしていると、この言葉にピクッと反応してしまいます。
「以外と簡単でした」
むむむ・・・!!!!
そこは「意外と」でしょ?
日本語にうるさいババアなので、ツッコミたくなるんですよね。
「以外じゃない!そこは意外だろーーーーーッ!違うだろーーーーーッ!!」
意味が全然違うので、もう誤字以外のなんでもないのですが、意外とこの使い分けができていない人が多いんですよね。
中学校でめっちゃ習ったはずなのに。
「以外」と「意外」の違い
実は、イマイチ区別がわからないという人もいるかもしれませんので、こっそり解説を書いておきましょう。
以外=それを除いての意味
「それを以て(もって)外(ほか)の」という意味。
「雑誌・新聞以外は捨てないでください」「AT限定車以外は運転できません」「関係者以外は立入禁止」
こういった、雑誌・新聞/AT限定車/関係者はOKだけど、そのほかはNGという意味で、「以外」は使われます。
意外=思っているのと違うという意味
「思っている(意)ことと違う(外)」の意味。
「意外と小さいですね(大きいと思っていたけれども、思っていたよりも小さかった)」
こういった感じで「思っていたよりも」を付けるとしっくりくるのが「意外」です。
よくあるミスだけど、信頼感は減るよね
「以外」と「意外」の間違いは、結構やってしまうことではあります。
私もたまに自分のブログを読み返して、ミスに気づくこともあります。
でも、よくあるから、気にしないでいいかというと、そうではないと思います。
誤字があるだけで、その記事に対する信頼感は減ります。
「中学で習うんだけどな、勉強しっかりしてこなかったのかな?」と思うこともあります。
そしてそういうマイナスな印象が付くと、その文章に対する信頼感もマイナスになります。
だから、誤字脱字には注意した方がよいと思います。
紛らわしい感じは他にもあるよね
他にも、紛らわしい漢字はありますね。
早い・速い
時間が早いと、スピードが速い。
はかる系(測る・図る・計る・量る)
何をはかるかによって、当てる漢字は違ってきます。
結構難しい。
初め・始め
はじめて・はじめる・はじめに・・・どっちを当てたらいいのか迷うことがあります。
「最初」と「始業」で判断していますが、「はじめに」とかってどっちだか、よくわからないです。
別れる・分かれる
分割か、別離か・・・ってかんじですかね?
「わかる」は、「分かる」って書くこともありますが、「解る」とか「判る」もあって、結構難しい漢字です。
見る・観る/聞く・聴く
このへんは私も気になるけど、ついつい緩くなってしまう・・・
わからないなら、ひらがなにしちゃえ
「意外」と「以外」は、平仮名にするのは微妙ですが、その他でわからない時は、私は平仮名にしちゃいます。
間違えるよりいいよねーっと、このへんはゆるく。
消費と費消?
さて、そんな言葉の違いに敏感な私ですが、面倒くさいなと思ったこともあります。
なんと、「費消」って言葉もあるのです。
初めて聞いたのは、業界人ぶる人のたくさんいる会社だったので、「なんだよ、ザギンでシースーのノリで消費まで逆で言っちゃうのかよ!?」と思ったのですが、ちゃんとした言葉のようですね。
ここまで来ると、もう誤字が恥ずかしいとか思わなくなってくる・・・もしやこれがダブルスタンダード(略してダブスタ)なのではないかと思うのですが、でも「以外」と「意外」の違いについては、うるさく言いたい。
そんなドクダミなのでした。
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