ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

商談の場での、沈黙を恐れてはいけない

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

先日、後輩に同行した時のことです。

 

お客様から質問を受け、「それだったらこのパソコンの中に入っています」と言って、データを取り出そうとノートPCを取り出しました。

そしてその後輩は言ったのです。

「よいしょっ」と。

 

 

「よいしょっ」と言う社会人ってどうなの?

ノートPCを開く、その力も特にいらない、ちょっとした動作に、わざわざ声を出す理由などどこにあるのでしょうか?

しかも、後輩というのは、若い女の子ではなく、28歳男性なのです。

男性だからダメとかアラサーだからダメってわけじゃないけどさぁ・・・

 

さらに彼は、ノートを取り出して、開けるときも「よいしょっ」と可愛い声で言いました。

おいおいおいおいノート PC ならまだしも紙を持ち上げるのにどんなに力を使ってるんだこいつは!?

 

まあ、冷静に考えたら、この「よいしょ」というのは本当に力を込めてよいしょと開けている動作で音ではないということがわかります。

 

そういえば、過去同じチームだった女の子も、資料を出したりページをめくっている時に「よいしょっ」と言っていたのを思い出しました。

 

 

沈黙が怖いから、「よいしょ」と言う

彼らはなぜ、「よいしょっ」と声を出してしまうのか?

それはきっと、沈黙が怖いからなのです。

  

沈黙。

商談、特に大勢がいる場でのプレゼン時の沈黙というのは、独特の雰囲気があります。

本当に「シーン」って音がしたり、ピリピリとした空気を肌で感じることもあります。

私くらい図太い神経をしていれば、沈黙も、もう何とも思いませんが、入社5年目くらいの若者には耐えられないのかもしれません。

といっても、私も入社したばかりの頃は、この沈黙に耐えかねず、無駄に喋ったりして、さらに「こいつ何言ってるんだ?」という空気になり、ドツボにはまるなんてこともありました。

それくらい、誰も喋らないというのは緊張を増幅させるのです。

 

だからと言って、ノートを開く一瞬のために「ちなみに・・・」みたいな別の話題を振ることもできます。

でも、それをするには短すぎるのです。

今測ってみましたが、ノートPCを取り出し、パカッと開けて、パスワードを打ち込み、はてなブログのトップページを開き、ブログを書くのボタンを押すまでの時間は・・・23秒17。

CM1本分くらいの時間しかないのです。

 

 

沈黙を恐れるな

沈黙は、別に悪いことではありません。

相手だって、何か考えているから黙っているので、無駄に声をかけて相手の思考の妨げをしても仕方がないのです。

ピリピリした空気というのも、自分が緊張しているからで、別に本当に相手が殺気だっているかというと、そうではないことがほとんどです。

 

相手も沈黙が苦痛だったら?

それも実はチャンスなのです。

相手が沈黙を破るために、ポロッとその時に思っていること、つまりは本音を言ってしまうことが多いからです。

商談の場だと、なかなか本音を聞き出せないことも多くあります。

だからこそ、相手の本音を聞き出すチャンスになるのです。

 

ここで「よいしょ」とか「どっこいしょ」とか、ムダな音で沈黙を破ることも、「そういえば・・・」みたいな関係ない話をぶち込むことも、オススメできません。

ここは黙っているのが正解。

そう、まさに「沈黙は金」なのです。

 

沈黙を恐れずに、マイペースに。

なかなか難しいことですが、大人が資料の紙の重さに「よいしょっ」とか言うよりは良いと私は思います。

 

 

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