こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、Twitterで流れてきた、noteの記事を途中まで読みました。
「ブログの稼ぎ方を書きました。渾身の2万字!そのうち7000字分を無料で公開!」という内容だったので、どんな話かなと思って読んでみました。
そして、心底がっかりしました。
7000字を要約すると・・・
そのnoteの7000字分を要約してみましょう。
- 月5万稼げたら海外で暮らせるよ
- ブログをコツコツ書いたら、月3万くらい行くかもよ
- 月3万くらい行くために大事なのは、ブログをコツコツ書くことだよ(?)
これだけでした。
他にも色々と事例やら、たとえ話やらはありましたが、すべてがこの3点につながっていました。
それで・・・7000文字。
この調子で2万字書きましたと言われましても、きっと多めに見てもあと5個くらいしか要点はないのでしょう。
そのnoteを書いているご本人も、「ブログで月1000円以上稼いでいる人には物足りないと思います」と予防線を張っているので、私は対象外なのだと思います。
でも、だからといってこの内容の薄さってどうなんだろう?とモヤモヤしてしまうのです。
ブログならではの書き方って、存在しないのではないか?
文章の書き方って、大体決まっています。
起承転結ですね。
これは小学校の授業でも習います。
ブログの書き方ってノウハウ記事はたくさんありますが、結局のところ「起承転結で書こうね」の一文だけで終わりなのではないかと思うのです。
ブログの書き方と専門的な風に装っても、結局は一般的な文章の書き方と何も変わらず、他に言うことなんて特になく、ブログ専用のノウハウなんて、存在しなんじゃないか?
ただ、「普通にエッセイや雑誌の特集記事を書くように、ブログを書けばよい、以上」でおしまいなのではないでしょうか?
それを延々と、たとえ何万文字書こうとも、あとはその内容をあの手この手で膨らませるだけ。
・・・だから、内容が薄いと感じたのかなと思います。
ターゲットが明確ではない
私は仕事の中でも、後輩に注意することがあります。
それは、「この文章のターゲットはどういう人なの?」という私の質問に対して、後輩がこんな答えをした時。
「20代の未経験者です」
「それだけ?」
「はい、他に何か必要ですか?」
「20代って言っても、前半と後半だったら考え方が違うよ。未経験者っていうのも一括りにするには広すぎる。もっと明確にどういう層なのかを考えないと、結局誰にも届かないよ。」
ブログの稼ぎ方も同じ話だと思います。
「ブログをまだ書いたことがない人」をターゲットにするから、ぼんやりしすぎて、結局誰にも届かない。
もっともっと、これは誰に伝えたいのか?を、狭くする必要があるのです。
その意味では、「プロブロガー」とか言って金を巻き上げている人たちは、ターゲティングが明確で、だから商売がうまく行っていると言えるのかもしれない。
伝えたい人が広すぎると、その情報も一般論になりがちで、ふんわりした話が多く、結局中身がなくなって、面白くなくなる。
ターゲット=結論になっている
ブログで稼ぎたいと思っている人に対して、ブログで稼げるよと言う 。
転職を考えている第二新卒層に対して、第二新卒は転職できるよと言う。
楽して痩せたいと思っている人に対して、楽して痩せられるよと言う。
これらは、確かに筋としては通っているけれども、ただ彼らの思考を上塗りしているだけ。
ターゲット=メッセージになっていて、何のひねりもないんですよね。
だから、私はつまらないと感じるのではないかと思いました。
もしこれが、「ブログでは稼げないと思っている人に対して、稼げる方法を教えます」なら、まだ面白いのに。
自分の考えを切り売りするのが、面白い文章を書くコツなのに
ブログで稼ぎたい初心者に向けて、「ブログで稼げるよ」と伝える、ブログの稼ぎ方ノウハウなんて、世の中にあふれ過ぎています。
その中で、誰かが書いたような焼き増しや、「ブログで稼げるよ、コツコツやれば」なんて薄っっっい内容で、渾身の勝負しようとするのか・・・ 私にはわかりません。
せめて、同じような内容でも、「あなたの人生」「その人ならではの考え」を知りたかったと残念に思いました。
面白そうな生活をしていそうな方だったが故に、ちょっとがっかりしたのかな。
こちらもどうぞ