ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚アラサー女、ドクダミ淑子の毎日

良いことも悪いことも会社という場では増幅されるのだ

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ある日、介護施設の施設長の方と打ち合わせしていて、こう聞かれました。

「最近外国人の受け入れについて施設長間で話題になっているんだけれども、ドクダミさんはどう思う?」

 

私は少し考えて、こう答えました。

 

「外国人実習生の受け入れ自体は悪くないと思います。
労働人口が減る中で対応が必要になってくるでしょうし、発展途上国の方が収入を求めているということもあるでしょう。ただ・・・」

 

「ただ?」

 

「外国人実習生を積極的に受け入れている法人というのは、国際社会に貢献とかいう視点で考えているわけではなく、そもそも日本人がなかなか採用できなかったり、採用してもすぐにやめてしまい定着しないからという理由が多いと思います。
日本人が採用できない・定着しない法人っていうのは、外国人受け入れ以前に別のところに問題があるところが多いと思います」

 

「・・・そうだよね。そうなんだよ!」

 


採用・育成は、良循環と悪循環に分かれる

仕事で企業の採用に関わって、近くでお客様の様子を見ているとよく分かるのですが、ブラック企業というのは、初めからブラックだったのではなく、悪循環の結果そうなるだけなのです。

 

  • 何かのきっかけで人が辞める
  • 募集をしたけれども人が来ない、もしくは入ったけれども人数が足りない
  • 採用教育が上手く行かずなかなか成長しない
  • 結局育たないまま辞めてしまう
  • また募集をかける
  • 採用ができない中で現場も疲弊し、既存の社員がもっと辞めてしまう
  • とにかく人が欲しいから応募が来たらどんなレベルの人でも(ヤバい人でも)入社させる
  • その結果サービスレベルが落ち、クレームが増え、さらに現場 の仕事が増える
  • 疲弊した人たちがどんどん辞めていく
  • そしてまた人を募集する

・・・この悪循環なのです。

 

いい会社はこの逆です。

まず、人が辞めないから長く勤めてくれる人が増えて、サービスレベルが上がり、人員に余裕があるからしっかり教育研修ができる。

明らかにヤバそうな人はそもそも採用しないこともできるようになります。

だから人員の質が 一定に保たれ、さらに安定するという良循環が生まれるのです。

 

 

悪循環を断ち切るには?

両方とも、スタート地点はだいたい同じなのです。

では、どこが分かれ目になるかというと、「人が 予期せぬタイミングで辞めてしまう」というところです。

 

ブラック企業の悪循環を止めるポイントというのは、人が突然に辞めない環境を作れるかどうかというところなのです。

「違う!辞めない人を採用することだ」という人もいるでしょうが、それは違います。

辞めない人というのは、だいたいこんなパターンになります。

  1. 仕事が自身と合っている
  2. 仕事ができないと実感しているから、転職は諦めている
  3. 仕事にやりがいを求めていないから、とりあえず居座りそこそこ仕事をする

 

1がたくさんいればいいですが、職場環境が良くない会社だと、辞めずに残るのは2と3です。

それでは悪循環は止まりません。

だから、まずは1の人が辞めない環境作りが大事なのです。

 

 

辞めさせない環境づくりとは?

どうしたら人が辞めない環境を作れるのでしょうか?

それは決して、強制させるとか辞めさせない雰囲気を作るというわけではありません。

 

そもそも、転職が趣味で1年ごとに職場を変えたいという人はあまりいないでしょう。

多くの人ができれば長く働きたいと思って、転職・就職をしてくるはずなのです。

それなのにやめてしまうということは、何か理由があるのです。

それを改善しないまま、どんどん人を入れても、結局定着はせず悪循環の繰り返しになります。

 

ですので、冒頭の外国人実習生を取り入れるという企業も、根本的課題の日本人が辞めてしまう理由というのを解決できないと、外国人だから定着するということにはならないでしょう。

 

 

環境改善がしにくい理由

では、どうすれば人が辞めなくなるのでしょうか?

答えはとても簡単です。

 

それは「辞めたくなる 原因をなくす」ということです。

 

これは、言うことはすごく簡単だけれども、実際にやるのはとても難しいことです。

なぜならその組織の中には、ある人が「辞めたい理由になっていること」を、別の人が「働く理由、働く意義・意味」と結び付けていることが多いからです。

そしてその「別の人」は、だいたいベテランや偉い人なのです。

 

以前、保育園を例に、子どもの為なら何でもやるという先生と、子どものためだからといって長時間の残業や突然の出勤を余儀なくされるのは耐えられないという先生の対決の話を書きました。 

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逆に、「どうせボケちゃっているんだから何してもわからないわよ」というベテラン介護士のことを「仕事が早い」と評価されるのが耐えられないという話も聞いたことがあります。

 

私の働く会社では、「残業は仕方ないこと」「残業ゼロは不可能」とトップ層全員が言っています。

だから、会社として残業ゼロには絶対にならないし、その環境が嫌な人は辞めるしかない。

まぁ、私はさっさと帰るけどね。

 

内容が違えど、だいたいこういうことで衝突して弱い立場の人は負けて辞めていくのです。

 

 

フラットな目で見てみることが必要

自分の会社の環境って、その中にどっぷりハマっている人にはわかりにくいものです。

正しいのか変なのか、多数派なのか少数派なのか、多くの人に受け入れられることなのか・・・なかなかわかりません。

 

だから、会社が人が辞める悪循環に陥っているなと思う時は、客観的な目線で見れる人の意見を取り入れるべきだと思うのです。

コンサルもありですし、中途入社の人(他社と比較できる)もいいし、私のようにコンサルではないけれども仕事上たくさんの企業を見ている人に聞いてもいいでしょう。

 

悪循環を断ち切るためには、何かを変えないいけない。

変えないままにいくら人を入れても意味がない。

ブラック企業と言われるような会社の人が、少しでもここに気づいてくれると、私の仕事は多少は減るけど、もっとハッピーな世の中になるよなぁと思うのです。

 

 

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