こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、家でブログを書いたり仕事のメールの下書きをしたりしています。
以前は、カフェやファミレスじゃないと作業できないと思っていたのですが、家でやると結構快適だったのです。
こんなことをぼんやり考えていて、ふと思い出したのです。
「カフェやファミレスだと集中できるじゃなくて、昔は家だと集中できなかった」んだったということに。
土日は1日5時間ケンカする家で育った
もちろん、カフェやファミレスだと集中できるというのもありますが、それよりも大きいのが、家だと集中できな環境だったんですよね。
私の家は、家族がそろうとケンカばかりしていました。
土日は大体1日3時間、多いときは5時間くらいぶっ続けでケンカしていました。
初めはちょっとした母と兄のケンカだったのが、父が仲裁する風でケンカに参戦し、下の妹が巻き込まれ、私も巻き込まれ・・・という壮絶なものでした。
内容はいつも同じもので、そして「俺は悪くない」「じゃあ、私が悪いって言うの?」「そうだ謝れ」「私は悪くない」「俺も悪くない」・・・こんなのの繰り返しでした。
どうやっても話は並行線で、誰も終わらせるつもりはなく、だから終わりがないのです。
私は当時から自分の部屋にこもって勉強したりしていたのですが、やっぱり引っ張り出されるときもあったし、そうではなくても集中なんてできません。
だから、中学生くらいの時から、無料で使える図書館の自習スペースや塾の自習室などに行って、閉館までこもるようになりました。
つまり、私が家を出て勉強するのは、必要に駆られてのことだったのです。
次第にカフェに入り浸るようになる
高校生や大学生で少しお小遣いが増えると、そこからカフェなど、飲食をしながら勉強できるようなお店に行くようになってきました。
コーヒーを飲むようになったのは大学生になってからですが、家では感じられないような落ち着いた雰囲気・落ち着いた人達がいるのが楽しくて、地元のカフェや大学近くのカフェに入り浸るようになりました。
そして次第に、コーヒーの匂いや味が好きになってきました。
ケンカをしなくなってからも構ってちゃんな母に悩まされる
兄が家を出たりして、次第に家族ゲンカに悩まされることはなくなりましたが、そうすると別の悩みが出てきました。
それは、「何でもかんでもお喋りしたい母」の存在でした。
「今日ね、パートで○○さんが遅刻して、△△さんが上がりだったのを延長して対応していたのね。そしたら遅刻してきた○○さん、なんて言ったと思う?」
「ごめん、今、仕事しているんだ。ちょっと待ってて。」
「私、びっくりしちゃったんだけど、二日酔いだって言っていたのよ!ひどくない?35歳になって二日酔いとか信じられなくない?」
「ごめん、仕事中なんだ」
「・・・つまんなーい」
こんな状態だったので、仕事に集中したい時には、家を出るしかありませんでした。
この時に、深夜のスタバに行っていたのですね。
今思えば、家に帰ってきて、1日を振り返って、ああいうことがあった・こういうことがあったと話をしたい母を邪魔くさいと思ってしまっていたのは申し訳ないし、そこまで仕事を持ち帰っていた自分がダメだったと思うのですが、当時は「どうしてこんなに私の邪魔をするんだろう」と思ってしまっていました。
家で作業できるって快適だと改めて思う
いつの間にか作業は外でやるものだと思い込み、結婚して実家を出てからも、なんとなくブログの更新や持ち帰り仕事をカフェでしていました。
でも、最近気づいたのです。
「あれ?家で作業したほうがラクじゃない?」ってことに。
カフェのように好きな飲み物を作って飲みながらできるし、お菓子を食べながらも作業できる。
なんならお酒を飲みながらもできる。
そしてTVもBGMも好きに選べるし、風呂上りでもすっぴんでもなんでもOK。
家って天国なのではないでしょうか。
地獄のようなケンカづくしの毎日があったからこそ、改めて家の良さに気づいたのです。
子どもができて、環境が変わったら、家で作業なんてできない!ってなるかもしれないけれども、今のところは私にとって、家で作業するのが一番快適なのです。
辛い経験も10年経つと忘れるものだ
そしてもう一つ。
ケンカ尽くめの毎日は、それはストレスがたまるものでした。
常に怒号が飛び交い、お互いを罵倒し合い、そして泣き叫び、モノを壊す・・・
そんな毎日でも、10年たてば「そういえばそうだったな」と思い出さないと忘れてしまうくらい、人間とは忘れられる生き物なのです。
もちろん、私なんかよりもはるかに壮絶な体験をした方だと、10年くらい経っても忘れないよって方もいると思います。
あくまでも私の場合、です。
でも、今辛くて辛くて仕方がない人には、言いたい。
「10年経ったらどうってことないことになるよ」と。
そんなことを考えながら、今日もカタカタとキーボードを叩くのです。
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