ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

通勤アクセス:駅から車で5分って意味わからん

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私は人材系の営業(ざっくりですがこれ以上は言いません)をしています。

仕事の中で、ライターさんから上がってきた求人票を見ることがあるのですが、その内容にプチ憤慨することがあります。

 

「駅から車で5分って何?」って話です。

 

 

なぜ駅から車?理由は目印を置かないといけないから

いや、わかっているんですよ。

「交通・アクセス欄はうんぬんかんぬん」という書き方のルールも、「駅から2kmってことは徒歩にすると30分くらいかぁ、遠いなぁ・・・」「バスもないし、困ったなぁ・・・」と思っての結果だということは。

 

私もGoogleマップを見ながら唸ることもありますし、「どうしよう、周りに何もないじゃないか」と悩むこともあります。

でも、「駅から車で・・・」というのが、最もセンスのない・相手のことを一切考えていない・営業マンの都合を反映しただけの書き方だと思うのです。

 

 

そこに住む人のこと、全然考えていないよね

その理由は、「駅から車に乗る人なんて、一人もいなくない?」です。

駅から車じゃなくて家から車で行くので、駅からの距離なんて、何の意味もない。

だいたい、駅から東に2kmと西に2kmとだと、その位置はだいぶ違いますよね。

 

そして、駅から車で・・・とか書くやつは、真の田舎暮らしを知らないのではないかと思うんですよね。

私も実際住んだことはないので人から聞いた話ですが、車を持った大人が電車に乗る機会など、ほぼゼロに等しいのです。

たとえお酒を飲んだとしても、電車に乗るのではなく、運転代行を使ったりお迎えや誰かの運転した車に相乗りして帰ります。

遅い時間の電車は本数が少なくなるし、駅から真っ暗な中を歩くのも怖いからです。

 

そのくらい電車を使わないので、駅の位置を聞かれても、きっとこんな感じです。

「駅の場所?たしかあの辺にあったような・・・ほらあの消防署の交差点に「○○駅入口」って書いてあったから、ここを曲がると駅だと思う」レベルではないでしょうか?

しかもだいたい「入口」から駅まで距離あるからね。

 

そんな地域の状態・暮らしを想像しない人が、知らない土地の求人票を作ると、「駅から車で5分」とかいう、謎のアクセスになるのです。

 

 

業界の常識は、ターゲットにとって非常識になる場合もある

こういう風に、「業界の中では常識!こういう書き方が当たり前!!」と思っていることだって、フラットに考えたらおかしいことはたくさんあります。

 

「休憩1hって何?水素?エロいこと?」 ってなる人もいるかもしれません。

「交費支給って何?交際費?」って思うかもしれません。

だいたい文字数の関係だったりするのですが、省略して伝わらなかったら、意味ないですからね。

 

私は10年以上仕事をしていますが、その「業界の常識」にどっぷりと浸らないようには気を付けています。

初めてサービスに登録して、初めて求人票を見る人が、違和感なく伝わるように。

経験が長いからこそ、それは意識していかなきゃいけないと思っています。

 

 

車で5分の代替案は?

最後に、同業者に向けて私から提案です。

「駅から車で5分」より良い表現はこちらではないでしょうか?

 

高速道路のインター

車社会ならこっちの方が使うでしょ?

「○○インターより車で5分」なら違和感ない気がします。

高速で来る人はほぼいないけど。

 

国道などの有名な道

「国道○○号」など、地元の人なら知っている、有名な道を書くパターンです。

「○○バイパス」「通称:○○通り」などの呼び名も書くとさらに親切です。

「国道○○号、イオン向かい」と書けばわかりますよね。

 

相手のことを考えた求人票にこだわるほうが、成果も出るし、仕事は楽しくなりますので、同業者の方はぜひ意識してみてはいかがでしょうか?

 

  

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