ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚アラサー女、ドクダミ淑子の毎日

経営者と従業員の埋まらない溝について考える

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

先日、知り合いの社長に別の社長を紹介してもらい、3人で打ち合わせをすることになりました。

そこで、タイトルのようなことを感じたのです。

 

「ああ、大体の経営者ってこういう風に考えちゃうんだな。でもそれって仕方がないよな。」と。

 

 

訪問先は、三代目社長

今回訪問した先は、最近社長が代替りしたところです。

地元で手堅くやっているような建築会社で、近隣の企業の中では一目置かれている存在の会社ですが、世間一般的にはそこまで名が知られていません。

 

三代目は最近社長に就任し、70代の会長(前社長)から少しずつ権限を移行しているところです。

 

 

突然辞表を出す新人

さて、そんな社長のところに行って、開口一番嘆かれたのは、「新人が半年で辞めた」という話でした。

 

ある日突然、机の上に辞表と預かっていた鍵を置き、その後の連絡は郵送希望、携帯電話も解約。

着信拒否だと拒否していない番号からかかってくるかもと思ったのでしょう。

 

そんな話を聞いて、私のことを紹介してくれた社長は、共感しまくります。

「実はウチもそういう出来事があって・・・」

「家がお金持ちだから危機感がないのかもしれない」

「親だって、子供に甘いんじゃないの?」

「親に怒られたことがないから、ちょっと怒られると辞めちゃうんですよね」

「もっと働く覚悟を・・・」

 

私は紹介してもらった手前、「いやいやいや何言ってるんすか・・・」といきなり切り込むわけにもいかず、ウンウンとうなずいていましたが、心の中ではモヤモヤが吹き出していました。

 

「何でそこまで拒絶される前に気づかなかったの?」と。

 

ある日突然辞めたように彼らには見えたかもしれませんが、絶対に予兆はあったし、サインを出していたはず。

それに気づかない時点で、おかしいでしょ?と思ったのです。

 

 

職人気質&教育下手

しかし、そんな私の気持ちなどつゆ知らず、社長同士は辞めた新人や、近頃の若者について、オッサン×社長目線で語っています。

 

「私たちの若い頃はねぇ・・・」

 

そうだ、そうだった。

 

彼らの若い頃は、「見て覚えろ」「目で盗め」の時代。

手取り足取り教えてもらうことはなく、「とりあえずやってみろ」と言われ、失敗したら怒られてやり直し、その繰り返し。

やっていくうちに少しずつポイントがわかって、そこでやっと「少しは出来るようになったじゃねえか」と褒められる(褒められた気がしない)。

 

そう、そういう形で育ってきた世代は、教えるのが下手だし、教えることの大切さもわかりません。

「背中で語る」とか、現代では意味不明ですからね。

背中が何を語るのか?って思っちゃう。

でも、オッサン達は自分の青春時代の苦労話を否定したくはありませんから、「怒られながら成長することこそ仕事であり、教えてもらって覚えることは仕事ではない」と思ってしまいがちなのです。

 

 

経営者は、孤独だ

さっきは「普通逃げられる前に気づくだろう」と言いましたが、社員と信頼関係をしっかり築けている経営者って、実は少ないのです。

 

しかもこの会社は代替りしたばかり。

交代したということは、「前社長には恩があるから、彼いるうちは働くけれども、前社長が完全引退したら俺も辞めるよ」という人もいるのです。

自分よりも年下の新社長が面白くないという人も何人かいるでしょう。

 

「会長が完全に引退したら、自分に何人ついてきてくれるかわからない」なんてこぼしていました。

 

経営者は、孤独なのです。

孤独で苦しい中、ふと考えてしまいます。

「俺はこんなに苦しい思いをして、誰のために頑張っているのか?」

・・・社会のためであり、実は社員のためなんですよね。

 

でもそれは社員には伝わらないし、伝え方がわからない。

愚痴るオッサン仲間がいなければ、この社長も辛いんだろうなぁとも思いました。

 

 

お金だけで仕事をするわけじゃないけれども

でも残念ながらそんな社員思いの社長の気持ちは、当の社員には伝わりません。

なぜなら、気持ちが伝える機会がないからです。

 

社長の気持ちも、会社からの期待もわからないから、不満が「もっと給料上げてくれよ」という言葉になってしまう。

そして、「こんな会社では働けません、辞めます」になるのです。

 

 

解決策は、評価の透明化?

私を紹介してくれた別の社長からは、打ち手として「うちは評価制度を変えたよ」というアドバイスがありました。

 

評価を数値化、絶対評価にすることで、以下のような効果があるそうです。

 

  • 頑張っている人が、評価される
  • どこを頑張れば評価が上がるかわかる
  • どこがダメだったから評価が下がったか納得できる
  • 会社全体で目指す目標がわかりやすくなる

 

頑張っている人が損をしている気持ちにさせないために、公正な評価をする。

たしかに、今の状態よりもよくなりそうです。

 

 

足りないのは会話じゃない?

でも、評価を変えればこの会社がよくなるのか?というと、私はそうは思えないのです。

 

足りてないのは社長の社員との接点ではないか?

社長が一人一人の社員の気持ち・思い・得意不得意・やりたいこと(やりたくないこと)を理解して、どこまで寄り添えるか。

なんか社員のことを「仕事を覚えられない」「すぐ辞めちゃう」という社長を見ていると、もっともっと社員を見てあげてー!と思ってしまった。

 

 

まとめ:社長と社員は違う立場だから、なかなか溝は埋まらない

世の中の社長だって、決して悪い人ばかりじゃないと、普段から社長に接していて感じます。

 

でも、どうしても立つ位置が違えば、目線も違う。

その溝は、双方が歩み寄る努力をしないと、なかなか埋まらないものなのです。

 

その溝を少しでも埋めようとする人の1人が、私のような人材系の人間。

そして社長の意識を変えるような対話の中から、仕事が生まれて、お金も頂ける。

 

頭はフル回転で使いますが、なかなか面白い仕事ですよ。

 

 

私は中小企業くらいがちょうどいいかもしれない

さて、ここまで書いてきて、私は自分自身の会社について思いました。

今くらい、自分の意見が言いやすいサイズの会社が働きやすいのかもな。

一人に意見してケンカしたら会社にいづらくなるような小規模ではなく、大手企業のように自分一人が頑張っても会社全体が変わるのは難しい大きさでもなく、ある程度自分の意見が通るし、人間関係が濃厚すぎない中規模サイズ。

 

これからも自分が働きやすい場所で、ぬくぬくと生きていこうと思ったのでした。

 

 

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