ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「ロールモデルになる女性」なんていなくても成長できました

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

新卒で今の会社に入社して10年半が過ぎ、改めて過去の自分と今の自分を見直して思うことがあります。

 

「ロールモデルになる女性って、別に必要ないな」ってことです。

 

 

入社のきっかけは、説明会で会ったカッコいい女性だった

今ではそんなことを言っていますが、私も就活しているころは、「ロールモデルになる女性がいる会社」という目線で探していました。

そこで、説明会で会ったトップ営業と紹介された女性がかっこよく見えて、「こういう感じの人になりたいな、この会社に入ったらこの人みたいになれるのかな?」と思って、入社を決めました。

 

 

入社してみたら、「なんか違った」に陥った

そんな感じで、憧れの人と同じ会社に入ったのですが、彼女は思っていたのとは違う人でした。

「理路整然とプレゼンをし、契約を取ってくる」というのがトップ営業かと思ったのですが、彼女は違いました。

 

「◯◯社長、あなたのヤマダです♥️」

「今月どうしますぅ?止める?えぇ~困るぅ~!おねがいしますよぉ♥️」

「じゃあまた、美味しいもの食べに行きましょ、うふふふふ」

 

説明会でキリッとしていた営業成績トップの女性は、理論も何もなく、ただ自分のキャラとお付き合いの中で契約を取っているタイプの人だったのです。

 

ブスの私には、まったく真似できません。

「あなたのドクダミです♥️」

「私のものではありません(電話切る)」

・・・こうなることは想像できる。

 

ということで、入社してすぐに、私はロールモデルを失いました。

 

 

入社3年目くらいから、最年長女性営業になった

そしてリーマンショック後のあれこれで、先輩営業マンはどんどんいなくなり、憧れだった先輩も退職しました。

不景気になるとお客様の予算がシビアになり、「お願い♥️」営業が効かなくなったので、そういうスタイルの女性営業は売上がどんどん下がっていきました。

 

そして、入社3年目くらいから、私は「最年長」と言われるようになりました。

正確には、中途で年上も入ってきたけれども、辞める人も多かったので、「一番社歴が長い女性」です。

 

途中で軽く退職交渉をし、待遇変更をしたのですが、ほぼ営業として10年半、今ここにいたります。

 

説明会とかの表だった舞台にもあまり出ない(今は20代が採用活動をしている)し、別に「ドクダミさんがお手本です!」なんて熱烈な後輩もいないけど、そこそこ質問や相談をされながら、仕事をしています。

 

 

ロールモデルにされる先輩も困るよね

社歴も年齢も最年長の今になって思うのは、ロールモデルにされる立場も迷惑だよなぁということです。

勝手に憧れられて、勝手にロールモデルにされて、勝手に失望される・・・

 

独身でバリバリ頑張ってきた女性が、「ワークライフバランスを大事にしてないからお手本にならない」とか言われても、「いや、私はお手本になりたくて仕事してきた訳じゃないし」ってなるでしょう。

子育て層も同じく、お手本になりたいわけじゃない。

 

「自分の言っていること・やっていることがお手本になるかどうかで勝手に判断される」なんて、たまったもんじゃないんです。

 

そういう意味では、私は入社時憧れた先輩に、自分の理想を勝手に投影し、勝手に失望していたのです。

なんて勝手な話なのでしょう。

 

 

理想を他の人に当てはめるのではなく、自分がどうなりたいか?が大事

自分の中で「私は将来こんな人になりたい」って理想はあるはずなんです。

それを他人に投影しないで、自分で自分の理想を具現化していくことができれば、それでいいと思うのです。

 

とはいえ、身近な見本がほしいという人もいるでしょう。

もちろん、お手本にする人がいた方が目指しやすくてよいと思います。

 

ただし、その場合は、お手本は一人にしない。

なぜなら、あなたの理想にマッチする完璧な人なんて、いないからです。

 

「お客様対応は、この人を見習おう」

「子育てしながら働く◯◯さんの時短術はすごい!」

「◯◯さんのチームを動かす力ってすごいな」

 

こうやって、少しずつ理想の自分に近い人のエッセンスを得て、自分の理想像を心の中に作る。

別に男性をお手本にしてもいいのです。

女性だけで探すから、苦しむことになるんだと思うのです。

 

「ロールモデルになる女性がいない」と苦しむ女子のみなさん、勝手に苦しくならないように、自分の理想をもっとつきつめて考えてはいかがでしょうか。

 

 

 

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