ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

残業ばかりしてたのが、持ち帰り派になり、いつの間にか労働時間縮小になった話

f:id:dokudamiyoshiko:20181003092118j:plain

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

これは、5年前くらいの話です。

ある日、平日の22時くらいでしょうか。

あるグループLINEにこんな書き込みが来ました。

 

「会社つらい 毎日残業 まだ会社  帰れない」

「パニックになってミスが増えて、また怒られてパニック」

「さっき、悲しくないのに涙が出てきた」

 

普段はとても元気で明るい人だったので、本当に驚きました。

 

とにかく会社を今すぐ出ろ!仕事?そんなの放り投げていい。しばらく仮病でもなんでもいいから休め。病院に行け。自分を守れるのは自分だ。会社は身体や心を崩しても責任取ってくれない。そんな会社おかしい。辞めた先輩の仕事を全部抱えるなんて無理に決まってる。石の上にも3年?今いるのは焼け石だ!

・・・こんなことをとにかく全力で言い続けました。

 

 

当時は私も残業づくめだったけど、追い詰められてはいなかった

最終的に彼女は、ほどなく医師の診断書を持って休職した上で退職し、その後3回転職して「ずっといたい会社」に転職できて幸せそうにしています。

 

書き込んだ人を必死で説得し、とにかく残業だらけの仕事の中で行き詰っているのを脱出させようとしていた22時の私は何をしていたかというと、実は同じく仕事をしていました。

終わらない仕事にもがき苦しんでいたのが当時の私なのですが、彼女と何が違ったか?それはたぶん1つだけでしょう。

 

それは、会社ではなく、夜のスタバにいたということ。

きっとそれだけです。

 

 

きっかけは、一冊の本

私が仕事持ち帰り派になったのは、一冊の本を読んだからでした。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

6時に帰るチーム術 なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? [ 小室淑恵 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/10/3時点)

楽天で購入

 

 

昔、話題になった本です。

この著者の小室さんは、ある日「残業ばかりしているから、ダメなんだ」と上司に叱られ、それをきっかけに残業ゼロに取り組み、今は残業ゼロの会社の経営者をしています。

この話で、彼女はまず、「何がなんでも定時に会社を出る」ところから始めます。

仕事を持ち帰っても、まずは会社を出るんです。

(その後は是非本をお読み下さい)

 

この本を読んでから、私もそれを実践しようと思いました。

定時で出られる・・・ということはなかったのですが、それでも他の社員よりだいぶ早く退社することを実践し、残った仕事は(当時)家・カフェ・ファミレスでやっていました。

 

 

社内からの見え方が変わり、「あの人は、早く帰る人だ」と思われた

持ち帰り派になって一番最初に効果を感じたのは、周りからの見え方でした。

仕事を持ち帰るよういなる前は、「ドクダミ、20時から会議な」「(19時時点で)これ、今日中に頼む」なんて先輩もいました。

それが、仕事を持ち帰りつつもさっさと帰るようになって、段々と減りました。

 

「ドクダミは、18時過ぎたらキリのいいところで帰ってしまう人だ」

そういう認識になって、「遅い時間の今日中までの頼まれごと」が減ってきました。

 

 

仕事を持ち帰らない日を増やしていった

とはいえ、まだ仕事を持ち帰っていたので、労働時間はあまり変わらない時代が3年ほど続きました。

今度は意識して、「今日だけは持ち帰らない、何もやらない」という日を決めていきました。

 

週1日、月曜日だけは何があっても仕事をしない。

これは決めたら案外簡単にできました。

 

持ち帰りを始めた当時よりも仕事のスピードは上がっていたので、持ち帰る必要すらないことも増えていました。

結局、私の「家でやればいいや」と言って終わらせない甘さの問題だったんですね。

 

 

いつの間にか、仕事を持ち帰らなくなった

そんなこんなで、長い時間がかかりましたが、今の私はほぼ持ち帰り仕事はゼロになりました。

家に帰ったら家事をするし、ブログも書きたいしマンガも本も読みたいし、ゲームもしたい!

その気持ちで定時の間にできるだけ仕事を詰め込んでいます。

持ち帰りの残業もなくなったので、睡眠時間も増え、移動中にウトウトすることもなくなりました。

 

 

どこでもできる仕事なら、外でやるだけで気分が変わる

私は長い期間をかけて、労働時間の縮小をしました。

その第一歩は、あの時会社を出たことだと思っています。

 

会社のデスクでやるより、家やカフェでやった方が気分が下がらない。

そうやってまずはテンションを保ちつつ、時短についても本気で考えました。

 

 

社内にいないと出来ない仕事の人は、まずは業務の切り分けをするのも良い

冒頭のLINEの主に「仕事を持ち帰ってもいいから、今すぐ会社を出ろ」と言った時に返ってきたのは、「会社にいないとできない仕事ばかりだから会社を出られない」という返事でした。

世の中にはそういう仕事の人もいるでしょう。

でも、そういう人も、長時間会社にいるよりも、まずは仕事を持ち帰ることを考えたらいいと思うのです。

 

家でメールの下書きを済ませ、次の日の朝に送る。

午前にやっていた仕事は持ち帰ってもできるから、その分夜までかかりがちなあの仕事を午前中にやってしまおう。

 

「だって、○○だから無理」

そうやってバッサリ切ってしまうことで、もしかしたら改善できるチャンスがあるのにそれを見逃しているかもしれない。

 

「○○だったら、できるかも」

そういう目線で、あらゆる可能性を考えることが、働き方改革で本当にやらなきゃいけないことだと思うのです。

 

そもそも持ち帰りなんてせずに、残業ゼロにしろよという意見もあるでしょう。

でもそこからスタートすると、「無理」と行き詰まってしまいませんか?

以上、現実的な路線で、働き方改革をした私のお話でした。

 

 

こちらもどうぞ
www.dokudamiyoshiko.com