ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

【本感想】宝くじで1億円当たった人の末路 「将来への不安」との付き合い方

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ありがたいことに前回の記事を沢山の人に読んでいただきました。

シェアとかリツイートとかいろいろいただき、軽くバズっている・・・
いや、バブっています。

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さて、そもそもですが、どうしてこんなに「大学行け」「大学行くな」「大学ヤメロ」「サロン池…いや沼」などという議論が巻き起こっているのでしょうか?

 

それは、「他人に流されて人生を決める人」が一定数いるからだと思います。

そんな方にオススメの本を読んだので、それをご紹介します。

 

『宝くじで1億円当たった人の末路』

 

 

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「心が軽くなる」って、なんだろう?って気になるコピーですよね。

なんか不幸な話っぽいのに、笑えるとかほっこりとかのレビューも気になっていたのです。

 

 

どんな本なの?

こちらは、宝くじで1億当たった人だけではなく、色々な人の「末路」をその道の専門家・たまに本人にインタビューするという形式の本です。

 

公式サイトによると、こんな内容です。

 

(一部削除・加筆あり)
「宝くじで1億円当たったら……」。
こんな淡い期待を胸に、宝くじ売り場につい並んでしまうビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
果たして、「宝くじで1億円当てた」後に待ち受ける末路とはどんなものなのでしょうか。

  • 大学時代からバックパッカーを続けて、20代を放浪の旅人として過ごす
  • 30~40代で友達がゼロの会社員が孤独な生活を続けていく
  • キラキラネームを子供に付けてしまった

いずれも、何となく"やばいこと"になりそうなのは分かります。
でも、その先の人生がどうなるか、正確に教えてくれる人はなかなかいません。
こうした疑問に、しっかり答えられる人も少ないはずです。
だったら、気になる様々な人生の「末路」を、専門家や経験者に取材してしまえばどうか。

 

こんな感じで、色々な人の「末路」を聞いて回っています。

 

宝くじで1億円当たった人の末路
事故物件借りちゃった人の末路
キラキラネームの人の末路
「友達ゼロ」の人の末路
子供を作らなかった人の末路
賃貸派の末路
自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
電車で「中ほど」まで進まない人の末路
外国人観光客が嫌いな人の末路
8時間以上寝る人の末路
体が硬い人の末路
ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路…など、多様な「末路」を23本収録! 

 

 

決めないの理由は「不安」からなのだ

私がこの本を読んで「ほほう」と思ったのは、プロローグでした。

 

グローバル化とITの革新によって、私たちの人生の選択肢は、飛躍的に広がりました。
誰もが、その気になれば、大抵の挑戦はできる。そんな時代に私たちは生きています。
でもその割には、「いろいろ挑戦して人生を楽しんでいる人」って少ないと思いませんか?
みんな実は、人生で一つの「選択」をした後、どんな「末路」が待ち受けているかよく分からなくて、不安なのだと思います。

いろいろな「末路」を知れば、きっとあなたの心は解き放たれます。

 

「不安」「知らない」だから、「選ばない」で「無難な道を行く」。

でも、本当にその選択がよかったと自信を持って言えない。

 

そんな世の中だと、著者は言います。

これは、言っていることはわかる。

 

 

結末がわからないと進めないなんて、本当はおかしな話なのだ

この本を読んでいて思ったのは、失敗を極度に恐れる人が増えているんだなぁということです。 

本来なら、続きがわからない、不安な中で、自分で自分の道を切り開いていくものが人生だと思う。

なのに、先がわからないと進めないなんておかしい。

それだけ、今は「ネットで調べれば、私の人生の進み方についても何でもわかるはず」と、誤解してしまう世の中になっているのです。

 

そんなニーズを、この本は鋭くつかみ、そして専門家に聞いています。

 

余談ですが、ドラマや本も「ネタバレ」「感想」で検索する人が多いこと!

レビュー見ないと映画を見ないなんて人もいますよね。

 

 

結論は、「まぁ、どうにかなるさ」

この本は、筆者と専門家のやりとりが面白いので、オチはさらりと言ってしまいましょう。

「まぁ、どんな道を選んでも、人生どうにかなるさ」と思えます。

 

ただし、落とし穴やセーフとアウトの分岐点はしっかり書いてあるので、そこは気を付けなきゃな!と思います。

 

例)バックパッカーと沈没など

 

 

インタビュアーが面白いから、面白い

この本は、インタビュアーである鈴木信行氏が面白いから、面白いという面もあると思います。

日経BPの副編集長である彼は、色々な人に色々な話を聞きます。

上手いポイントは、ここではないかと思いました。

 

  1. 色々な人の「立場」を想像できる(これが出来ない人は実は多い)
  2. 「この人だったら、こう考えるだろう」という仮説立てが上手い
  3. それを、相手に嫌味なく、丁度いいリズムで質問として返せる
  4. 相手の話の「面白いな」という点を伝え、話を膨らませる

 

専門家の人は単体でも面白い人かもしれませんが、彼がいるからこそ、更に面白くなっているんだと思いました。

 

 

人生に迷ったら、本を読むのがいいと思う

この本が大ヒットするくらいなので、みんな「末路」が気になるのでしょう(私も気になりました)。

それだけ、人生に迷う人や不安な人が沢山いて、他の人の例を聞いて不安を解消したい・安心したいのです。

 

不安に襲われないために、私は「読書」をオススメしたいと思います。

 

あなたは、もしも人生の岐路に立っていたとしたら、どうしますか?

 

友達に相談する、家族に相談する、先輩に相談する、上司に相談する・・・別にいいと思います。

ただし、迷った時に初めて出会った人、悩んでいるときに向こうから寄ってきた知らない人・・・このへんに相談するのはオススメ出来ません。

あなたの心が弱っているときに向こうから手を出してくる人は信用できないし、偶然に見せかけた意図的な出会いかもしれません。

 

昔から知っている人に相談できない、相談しても的はずれだと感じたときは、本を読むか、しかるべき医療機関でカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

私は、これまでたくさん本を沢山読みました。

それも、目一杯です。

図書館に行って20冊くらい借りて、本屋で一気に3冊くらい買って、休みの日はずーっとそれを読んでいることもありました。

今は、そこまで猛烈に求めるテーマはないので、まったり読書になっていますが。

(そして本は借りるより買う派になった)

 

この本も、人生に迷ったとき、ネットの記事よりもよっぽど、あなたの心の栄養になると思います。

ネットで情報が得られる時代ですが、それこそ玉石混交。

ある程度「玉」が集まった本を読むほうが、知識を深め、無駄に不安な感情を抱かなくて済むようになると、私は思います。

 

 

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