こんにちは、ドクダミ淑子です。
朝のテレビを見ていると、CMで気になる歌が流れるんです。
正確には、見てないですね、何かしらしているので聞いていると、耳に入ってきます。
「傷つかなくちゃ 本物じゃないよっ!」
ここだけ。
調べたら、欅坂46っていうグループの『ガラスを割れ!』っていう曲みたいでした。
さらに気になったので歌詞を見てみたら、びっくりでした・・・
詳細はこちらをご覧ください。
なんか、ひどい歌・・・
こんなの子どもに歌わせるなんて、秋元康は何考えているのかと、嫌な気分になりました。
気になるワードがちらほら
気になるワードがたくさんあるので、少し書き出してみます。
- 目の前のガラスを拳で割れ
- 傷つかなくちゃ本物じゃない
- 川面に移る自分の姿に吠えなくなった犬は飼いならされている
- 噛みつきたい気持ちを殺すな
- 他人を見ても吠えないようにしつけられた犬、悲しい
- 俺たちはもう犬じゃない
- 吠えない犬は犬じゃない
- 愛の鎖引きちぎれ
- ぬくもりなんかどうでもいい
それぞれ、ツッコミを入れていきます。
「傷=本物の証」ってだめでしょ
歌詞でいいたいことはわかるんですけどね。
「抑圧されていることを見てみぬふりをして、自分を押し殺しているのはよくないよ」
「殻を破ろう」
「自由になろう」
って感じですよね。
でも、そのためにガラスを拳で割って、血だらけになろうぜってところが、なんだかモヤモヤするのです。
自由を手にするためには、血を流すことが必要だ、みたいな。
これは、「身体を壊すまでいかないと、働いたとは言わない」と同じ話ですよね。
残業しなきゃ仕事やってる気がしないみたいな。
自分の身体を犠牲にして得るものがあるのは、良いことみたいな。
ということで、「傷つかなくちゃ本物じゃないよ」は、絶対に間違っていると思う。
血を流さず乗り越えることに越したことがない。
犬にも失礼な歌
この歌を見ていて、犬に対してかなり失礼なこと言っているな~とも思いました。
犬というのは、古い歴史の中で人間と生活してきた生き物です。
人間のパートナーとして、飼い慣らされて家族の一員になれるのが、犬にとっての幸せなのに。
「犬は噛みつきたいはず」「犬は吠えたい生き物」みたいな言い方が、犬大好きな私はちょっとイラっとします。
あと、「俺たちはもう犬じゃない」って、犬を下に見過ぎ!
犬はかわいくて、頭良くて、人間のことを思いやってくれる存在なんだぞ。
歌うことで洗脳されそう
歌って、結構身体にしみつくものなんですよね。
私は33歳ですが、いまだに『CAN YOU CELEBRATE?』の歌詞、全部歌えるからね。
別にそこまで安室ちゃんにハマったわけじゃないけど。
そういうことを考えると、欅坂46が好きでずっと聴いている人は、この「傷つかなくちゃ・・・」が染みついてしまうのではないかと心配なのです。
中二全開の歌詞を書けるジジイって気持ち悪い
欅坂46というグループは、 こういう、「大人は敵」「周りは敵」「っていうか自分以外全て敵」みたいな歌を歌うグループのようですね。
一番有名っぽい『サイレントマジョリティー』も、「サイレントマジョリティーでいいのか?ダメだろ!声上げろ!うおおおおおい!」みたいな内容だし。
こんな、中二病の時に秘密のノートにこっそり書いていたような内容、今だったらインスタに真っ黒背景に小さく白い文字で書くポエムみたいな内容(テレビで知った)を、歌にしちゃうなんて、なんてイタい大人なのだろうか・・・と。
そして、子どもにこんな歌を歌わせて、過呼吸になるくらい踊らせて、何がしたいんだろう?
これが時代のマジョリティーなら、私は全力で、この流れを否定したい。
自傷のキズなんてない方がいいに決まってるからね
最後にもう一回書きますが、血なんて流さずに生きていったほうがいいからね!
「傷つかなくちゃ・・・」なんて歌、さわやかな朝から流さないでいただきたいです。
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