こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、とある野外イベントに参加しました。
会場まで歩き、テントを張って、じゃあ本番まで少し待とうかという時。
シャトルバスの乗り場から歩いただけですが、連日の酷暑。
汗がダラダラと出て、止まりません。
心の底からこの言葉が湧き出てきました。
「ビール飲みてえええええええ!!!」
1杯600円のビールで生まれる至福のひと時
「クーラーボックスに缶ビールが入ってるよ?」と友人に言われましたが、それとこれとは別。
私は、「生ビールあります」の看板の出ているキッチンカーに向かい、普段はダイニングバーをやっているであろう(勝手な想像)ヒゲのお兄さんに大きな声で「ビールください」と子どものおつかいのように宣言しました。
そして600円を払い、透明なプラスチックのカップに入った、先ほど注がれた生ビールを手にしました。
手にしてから、2秒後。
テントに戻る前に、フードを買う前に、そしておつりをしまう前に、私はビールにかぶりつくようにゴクゴクと飲みました。
う、うまい・・・なんだこれは・・・!!!
それは、いつも飲んでいるビールの数段美味しい、苦味・旨味・ふんわり感・爽快感・冷たさが一気に押し寄せてきて、バキバキに割れた乾いた大地に突然降り注いだゲリラ豪雨&雷雨のように、私の身体を電流と水分が駆け巡りました。
一言で言うと、うまい。
そう、めっちゃめちゃ、うまい。
ヒロシが初めてビールをうまいと思った瞬間を知っているか?
話はそれますが、ちびまる子ちゃんの父ヒロシが、初めてビールをうまいと思った瞬間のエピソードを知っていますか?
それまではビールは苦いので好きではなかったヒロシ。
しかし、ある暑い夏の日、焼きそばをがっつきながら食べている時に、ビールがなぜかすごく気になったのです。
「この焼きそばに合わせてビールを飲んだらおいしいんじゃないか?」
そう思って、グイッと飲んだら、初めて心の底から上手いと思ったという話です。
細かいエピソードはあやふやですが、私はビール党なので、この話はとても強く印象に残っています。
缶ビールよりも、生ビール派
生き返ったかのような快感の余韻をかみしめながら、テントに戻ると、友人にまた言われました。
「なんで、缶ビール持ってきたのに、高いビール買っちゃうの?」
違うんだ!
クーラーボックスで冷えた缶ビールを飲むのと、今この瞬間に注がれたビールとは、中身はたとえ一緒でも、何かが違うんだ。
そう思うのは私だけなのでしょうか?
発泡酒や第三のビールよりも、缶ビール派
ついでに言うと、私は発泡酒や第三のビール、機能重視のビール(糖質オフとか、脂肪の吸収を抑えるとか)は、ほとんど飲みません。
家で飲むのは、缶ビールです。
1本100円の第三のビールと、1本200円のビールは、値段が2倍も違うのでもったいないといわれることがあるのですが、味が全然違うじゃないですか。
別に毎日飲まなくてもいいんです、お金が限られているなら、毎日第三のビールよりも、2日に1回のビールの方がいい。
「ビールとはやっぱり味が違うけど、安いからしょうがないよね」「身体にいいから味は仕方ないよね」でビールを選びたくないのです。
つまりは、美味しいものを、ちゃんと選んで口にしたい派
「わざと美味しくないものを飲まなくてもいいじゃん」という私は、美味しいものを、おいしく食べたり飲んだりしたい派です。
ビールも日本酒も焼酎も、ちゃんと作ったものと、コスト重視で作ったものは、違いがよくわかりませんか?
だったら、口に入れる頻度が少なくなっても、おいしいものを口に入れたい。
じゃあ「デイリーワイン」とか言って、安物のワイン飲むのはどうなの?いつも高級ワインなの?と言われると、1本500円~1000円のワインはアリなんだけど。
そういう意味で言うと、私はワインの味の違いはイマイチわかっていないのかもしれないですね。
ということで、1杯600円のビールを飲む私に、「もったいない」の言葉をかける人、「え?家でもビールなの?お金かかるね」と言う人は、私の頭の中でビールかけをしてやろうと思います。
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