こんにちは、ドクダミ淑子です。
私はお盆進行で仕事がバタバタしている時、上司にイライラしていました。
ただ、よく考えるとそれは上司の問題ではなく、自分自身の問題だと気づいたので、今回はその話を書いてみようと思います。
プレイングマネージャーの上司
私の上司と書きましたが、正確には上司ではありません。
根っからの営業マンで、育成やマネジメントもやってみたけれども自分には不向きだ、楽しくないと思ったようで、マネジメントはしない、営業がしたいと会社に宣言して、それが認められています。
なので私の部署は、その上司(面倒臭いのでこの呼び名にします)と、私と、あともう一人会社にほとんど来ないフルコミッションの営業しかいません。
もう誰も「教育する・される」という関係ではありませんので、自分の仕事を自分でやり、仕事が終わったら帰ります。
働き方を変えた私
さて、そんなチームに所属している私は、結婚を機に少し働き方を変えています。
我が家は夫が激務になる時期もあるため、家事はほぼ私がやります。
だから、結婚前は21時~22時まで仕事をしていることはザラでしたが、それを切り上げて早く帰りたいと思い、退職交渉の末に残業時間に規制のある職種に変更しました。
だから、何もない限りは定時~1時間以内には帰るようにしています。
小さいけれど「今すぐやって」の用事を頼まれることが増えた
さて、そんな中、上司から「ちょっとお願い」が増えてきました。
一つ一つは、大したことがないことです。
「この見積もりを、前回のものから数字を直して」
「この資料を○部コピーして、机の上に置いておいて」
「このお客様との取引状況を調べてメールで送って」
上司は外出が多いので仕方がないと思うのですが、ちょっと最近モヤモヤしていました。
「なんで私がやらなきゃいけないのだろうか?」と。
なぜやら、上記お願いは上司の準備不足・タスク管理の甘さで突然発生しているものなのです。
調べ忘れた・事務員さんに頼み忘れた・前日にやる時間がなかった・・・そんなミスで発生していることなのです。
忘れていたことをある時ハッと気づいて、「ドクダミ、すぐやって」と突然頼まれる。
しかも「悪いけど」「突然頼んでごめん」の一言も添えず、「○○やってください」とだけ連絡が来ます。
時間に制約をかける私と、無限に働く上司のすれ違い
時間に制約をかけて働き始めた私は、今までと働き方を変えようと思ったときに、タスク管理・時間管理を徹底するようになりました。
改革をする私の一方、上司は働き方を変えることはなく時間の制限なく、際限なくトコトンやり続けていました。
仕事をやりたければ、また終わらなければ深夜までやる。
なぜなら、「やりたいから」です。
アポに行ったまま、21時くらいまで帰ってこないこともあるし、21時に帰ってきて作業をして、終電まで残ることもあります。
なので、社内にいる人に頼みたいというのもわからなくもないのですが、私はなぜこんなに細々したことを頼まれて、その度に自分のタスクの見直しをしなければいけないのかとイライラしていました。
なぜ私はイライラしているのか考えた
私はなぜ、イライラしているのでしょうか?
1つは、あらかじめ計画していたことを、些細な時間ですがずらされるからです。
見積書の数字を直して、見直して、ダブルチェックしてもらい、データ化して、しかるべきところにメールで送り、社内でも保管し、報告する――何だかんだで10~15分かかります。
その10分でやろうとしていた内容は後回しになります。
そして、もう1つは、暗に「お前、暇だろ」と思われているような気がしてしまうからです。
働き方を変えて早く帰る私のことを、業務の余裕があるように思ってるんじゃないの?と感じてモヤモヤしているのです。
最後の1つは、働き方を変えた自分の選択に、迷いがあるからかもしれません。
上司は仕事を全力で、時間の制限なくやっています。
家族にも会社にも時間にも縛られることなく、やりたいことをやっています。
それが羨ましく、また自分の選択が正しかったのか迷っているのではないかと思うのです。
自分の生き方に迷うと、他人の生き方に口を出したくなる
上司は私の働き方に口を出したりはしません。
早く帰ろうとも残業しようとも、何も言いません。
だから、ただタスク管理が甘く、気遣いがないだけで、「ドクダミは暇そうだから頼む」というわけではないのはわかっています。
だから、モヤモヤは自分の問題。
自分の選択に自信がなく、揺れているから、他人のことが気になり、口を出したくなるのです。
「モヤモヤする」は、やっぱり原因をちゃんと考えることが大切だと思った出来事なのでした。
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