こんにちは、ドクダミ淑子です。
Twitterをちょこちょこ見ているのですが、少し前にタイムラインに「人生のコストカット」みたいなツイートが流れてきました。
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ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) | Twitter
※ほぼブログ更新情報です
内容は大体こんな感じです。
- 家族6500万円
- 家6000万円
- 自動車4200万円
- 結婚550万(離婚すれば更に大幅コストアップ)
- 総計少なくとも1億7250万円のコストがかかる
- それらすべてをカットすれば、バカになって生きていける(やりたいことができるの意)
元はホリエモンの著書みたいなんだけど、それを「俺、イケてるっしょ」的な29歳(偏見)が鼻息フゴフゴさせながら自慢気にツイートしている(想像)んですよね。
これを読んだときに、モヤっとしたのですが、その時はモヤモヤを言語化できず。
少し熟成させて頭の中がまとまったので、私の考えをつらつらと書いていこうと思います。
「一人で好きなことをして生きていく」って全員にとって正しいこと?
少し前に、アナザースカイでホリエモンを見ました。
海外を飛び回り、イベントやったりロケット飛ばしたりするホリエモンは、確かに色々なしがらみがなく動き回れることで、好きに生きられていると思う。
それはそれでよいと思う。
でも、「家族を持たず、一生独身で好きなことして生きていく」ことが全員にとって良いことなのかというと、別にそうではないと思う。
家族や家などの「しがらみ」なく、一人で生きたい人もいる。
仕事に人生の全てをかけたい人もいる。
でも、家族を持つことを望む人もいる。
家庭を持ちたいと強く願い、わざわざ婚活をする人もいる。
その人にとっては、ホリエモンの言うコストは「コスト」ではない。
誤解を恐れずに例えると、婚活も家庭を持つことも「必要経費」なのだ。
別に、家庭があっても好きなことしている人、いるよ?
そしてもう一つ間違っているのが、結婚したら、好きなことができなくなるという考え。
たしかに、家庭を持つとイベントや用事、看病などの時間は増えます。
だからと言って、好きなことが全くできないということは、ない。
昔、私に突然「ドクダミさん、結婚したら海外旅行って行けなくなりますか?」と聞いてきた後輩がいた。
「相手次第じゃない?」と返したけれども、「好きなことができるかどうか」は相手次第で可能だし、別に相手を説得すればどうにかなることもある。
「結婚は人生の墓場」なんて言葉を鵜呑みにしちゃうのが、おバカだと思うんですよね、私は。
あれは、9割方は一種のノロケだからね。
自分は一人で大きくなったと思ってるのかな?
こんな風に書いている私ですが、10代の頃は、家族が大事とか、親に感謝なんて気持ちは、カケラも持っていませんでした。
それどころか、自分の母親が自分よりも勉強ができず、頭の回転が遅く、どん臭いことを小馬鹿にしていました。
母よりも自分の方がすごい、と母をけなし、親を否定することで自信を保っていたんですね。
そんな私の言葉を聞いて、おばあちゃんはこう言っていました。
「偉そうに、一人で大きくなったような顔して」
当時は、その意味がわかりませんでしたが、20代半ばになって、その意味が分かるようになりました。
決して母と私は良い関係ではなかったけれども、今まで私やきょうだいを一生懸命育ててくれた。
私は一人で大きくなったんじゃなくて、家族や周りの人が育ててくれたんだ。
それに気づいてから、ここ数年で一緒に遊びに行ったり、ご飯をご馳走するようになりました。
結婚してからは、更に親の思いや苦労がわかるようになった気がするな。
そんなことを少し前に経験した私から、彼を見ると、「まだ一人で大きくなった顔しているなんて、かっこ悪い」と見えるんですよね。
もうすぐ30歳なのに、「家族は6500万円のコスト」なんて言っていて、恥ずかしくないのかと思ってしまう。
せめて、自分の親には感謝して、できる範囲で親孝行しましょう
よっぽどヤバい親は例外として、それなりに大人になったら、自分の親と接して、感謝の気持ちを言葉やモノで示すことをしてみることを私はオススメしたい。
大人になってから親と向かい合って話してみたら、変わることもあるんですよね。
そうしたら、「家庭はコスト」なんてことを口に出すことの愚かさを実感するのではないかと、元・長い反抗期を経験した私は思うのです。
「人生のコストカット」に対して、素敵なリプライがたくさんあった
さて、冒頭のツイートに対しては、様々な意見がありました。
- 1億払っても家族と一緒にいたい
- 1億で死ぬまで楽しめるなら安いもんだ
- 人生の楽しみまでカットしている
- 死ぬのが一番のコストカットじゃない?
オッサンの家族への愛を感じる、素敵なツイートに、モヤモヤが洗われたような気がします。
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