こんにちは、ドクダミ淑子です。
たまに、ネット上で炎上も恐れず吠えている、バリキャリ女子を見かけます。
見かけるというか、気になるから追いかけているかもしれません。
興味深く眺めつつ、でもその一方で「なんだか大変だな」と心配になるのです。
なぜなら、全方向に向けてマシンガンをぶっぱなしているから。
いや、むしろ手で刀を握りながら他の人を切りつけているような、攻撃するたびに自分のHPゲージを削られるワザを選んでいるような、そんな苦しさを感じてしまうのです。
全方向にどんな攻撃をしているのか?
彼女らはどんな攻撃をしているのでしょうか?
一部抜粋・一部記憶の中から引き出して挙げてみます。
VS 若くして結婚した人
- 「妥協して結婚した」と決めつける
- 結婚しているからって偉そうにしていると思っている
- 仕事の経験が少ないから、世間知らずで何もできないと思っている
- 旦那が不倫している、お金に困っているなど、同情できるネタを探している
- 時短勤務などの子育て支援の制度が納得できていない
VS 専業主婦の友達
- 働いていないことを引け目に感じさせたい
- 贅沢できる自分を見せつけたい
- バリバリ頑張る自分の話をしてしまう
VS 可愛い後輩女子
- 男性がメロメロになっていると、いじわるをしたくなる
- この子もあと数年経ったらお肌の曲がり角が来るなど呪いをかける
- 仕事ができないと価値がない、自分の方が仕事ができるなど「仕事」のフィールドに引き込んで勝負したがる
VS ゆるふわOL
- 仕事よりも男を追いかけることを否定する
- 男にモテるために頑張る姿勢を間違っていると言う
- 媚びていることは格好悪いことだと批判する
VS だから結婚できないんだよの声
- 論破しようとする
- 私の理想はお前のようなクズではないなど、傷付け返しに行く
VS 鬱などで会社を休む人
- 自分はこんなに頑張っているのにと自分アゲ&相手サゲをしたがる
- 怠けている、甘えだなどと決めつける
VS 駐在妻・医者の妻などセレブ妻
- アジアの駐在妻や小児科医はダメだとか、なにかとケチを付けたがる
- 庶民の家のくせになど、家柄までこだわりだして批判する
- 結局「大変だよね」と同情しているように見せかけてバカにして安心する
VS オッサン
- 独身いじりをした時点で、フルボッコ
VS 俺イケてると思っているチャラい独身リーマン
- イケていないポイントを必死で探す
- 女の趣味が悪いと指摘する
VS 元カレ
- 過去の恥ずかしいセリフなどを取り上げる
- 今の女や嫁をロクな奴ではないと批判する
- 結局、この人と別れてよかったということにする
VS 不倫男
- フルボッコにしているくせに、なぜか引っかかる
VS 道行く非常識な人
- その日に感じた、全ての怒りをぶつける
そう、彼女らのつぶやきやリアルボイスを聞いていると、すべての自分とは違う意見・境遇・属性の人に怒っているように感じるのです。
勝ち負けにこだわりすぎているのではないか?
なぜ、ここまで牙をむくのでしょうか。
これは憶測ですが、彼女らは「負けたくない」という気持ちがとても強いのではないでしょうか?
というか、総合職・営業職として戦っていると、負けず嫌いになってくるのかもしれません。
都心の男女関係なく成果主義の会社にいると、特に。
- 負けず嫌いだから、営業職になる
- 営業職だから、負けず嫌いになる
どちらだかはわかりませんが、とりあえず気が強い人が多い。
相手を下げたり負けさせれば、自分の勝ち。
そんな感覚で、攻撃を繰り返している。
リアルでもネットでも、そういう人はちらほらいて、私は恐怖を感じるのです。
どんな人生でも、勝ち負けではない
私は、どんな人生を歩んでも、上手く行くかどうかは3分の1だと思っています。
離婚率が3分の1ということも、なんとなく加味して、結婚してうまくいく人3分の1、上手く行かない人3分の1、可もなく不可もなくが3分の1・・・。
この位の割合で、結婚・独身・離婚からその後も3分の1ずつ「良」「悪」「中庸」に分かれていく、そんなもんだと思っています。
だから、結婚したからといって勝ちではないし、独身だからと言ってそれも勝ちではない。
そもそも「勝ち」「負け」の線引きの感覚を無くすべきだと思うのです。
誰かに褒めてもらいたいなら、素直に言うべし
中には、相手を下げることで自分を上げたいという人もいます。
執拗に攻撃しているかと思ったら、それで論破して褒めてもらいたい、みたいな。
でも、そんな面倒なことをしなくても、褒めてもらいたいなら、「褒めてほしい」って素直に言えばいいのにと思います。
相手を攻撃する必要なんて、全くない。
疲れているなら、いちど休んでもいいんじゃないか
バリキャリの友人と話をしていると、「キャリアが中断される」ということへの恐怖を感じることがあります。
結婚したら、出産したら、第一線から離脱したら、どうしよう。
年収1,000万円の道を断たれたら、どう生きていけばいいのか。
だから、今の会社にしがみつく。
たとえ、心の中で引っかかることがあっても、そこには目を向けない。
でも、そんな風に今のポジションやコースが無くなることのプレッシャーが自分の足かせになっているなら、それは良くないと思うのです。
キャリアに無頓着(自由)な人をバカにすることで、自分はバリキャリコースから離脱していないことへの誇りを再確認しているのなら、本当にバリキャリの道にしがみつくべきなのか?と問いただしてほしい。
私はどちらかというと、どこに行っても生きていけるスキルを身に着けようと思っていたので、コースを外れることや、仕事をしない時期があることには、なんの恐怖もない。
そこまで一生懸命仕事をしてキャリアを積み重ねてきた子なら、なおのこと、ちょっとくらい休んでも、別にいいんじゃないかと思うのです。
自分を縛っているものは何か?他人を攻撃する前に考えていきたい
こういう文章を書いている私が言うのはなんですが、他人のことを攻撃したい時って、自分の何かモヤモヤしていることや、引け目に感じていることから目を背けたいときなんですよね。
そうやって他人を批判しながら、自分のことも傷つけていると思うのです。
ということで、今日は自分の心の声を聴くために、テレビを消して、スマホをいじらず、のんびり晩酌タイムをしてみようと思います。
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