こんにちは、ドクダミ淑子です。
今日は、今週のお題「わたしの春うた」について書いてみます。
先日、営業車を運転中にかかってきたイントロ。
最初の1小説で私の思春期センサーが反応しました。
「あ、ヒスブルの『春 ~Spring~』じゃん!!
私の春うたと言えば、ヒスブル!
Hysteric Blueの『春 ~Spring~』。
私の中での春うたといえば、これですね。
この曲がリリースされたのは、1999年1月ですので、私は小学5年生の冬を過ごしていました。
初めてこの歌を聞いた時に、なんかものすごく衝撃を覚えたんですね。
こんなに印象に残せる歌ってあるんだ!と。
イントロも最初からギターもドラムもキーボードも本気で仕掛けてくるし、はじめの「けぶる~」ってところの透明感・印象の強さ、サビの「こういう夢ならも~い~ち~ど~」ってところのいい意味で裏切られるメロディーライン(あ、ここで上がるのね・・・で、ここで下がるのね!みたいなびっくり感)を小学生ながら感じていた。
とにかく、今まで私が聞いてきたJ-POPとは何かが違ったのだ。
当時は小室ファミリーが全盛期だったので、どちらかというとエレクトロニカルな感じの曲が多かったのに、バンド感全開だったからだろうか?
今となっては理由はわからないけれども、すごく私の好きなもののど真ん中をついてきたのだ。
改めて、歌詞を見直してみる
「けぶる木漏れ日浴びふと気付く」から始まるこの歌詞。
改めて意味を考えてみると、誰かと一緒に追いかけていた夢を、いつかの春に諦めた主人公が、春になるたび思い出して、いつかまた夢を追いかけたい・・・というストーリーになっていました。
小学生の時は特に深く考えず、「あなたに逢える」っていう恋の歌だと思っていたんですが、全然違ったんですね。
こういう夢ならもう一度逢いたい 春が来るたびあなたに逢える
どういう夢だったんだろうか。
そしてどうして、「あなた」とは別れてしまったんだろうか。
授業よりも食事よりももっと大切なコト
「私…歌が好き…」
歌ってことはバンドとかかな?
そう考えると、最初のサビの前でこう言っています。
あぁ 同じ視点で見ている世界が あぁ 二人ビミョウにズレてた
遠く 見つめ ポツリ 「じゃあね」
今は同じおひさまの下 目を覚ます
安易だけど、きっと「音楽の方向性が違った」っていう意味だろうと思う。
こういう夢だしもう一度懸けたい いつか……
この歌でこの歌詞の主人公の「夢」が叶っているといいなと思います。
恋うたじゃなくてヒットしたのがいい
どうしても、「あなた」と出てくると「好き♥」と続いてしまうような風に思ってしまうけれども、この歌は「歌が好き」「(直接こうは言っていないけれども)春が好き」なんていうまっすぐな気持ちを、そのまま歌にして、ボーカルのTamaちゃんが全力で歌っている・・・それがすごく素敵なんですよね。
でも、余談だけど「逢う」っていう字は高校の古文の先生曰く、「逢瀬」っていう意味が込められている「会う」だから、ちょっと使い方が違うような気もしますね。
字面が素敵だから使っている可能性が濃厚ですが。
小中学生の時の歌を覚えている理由は、死ぬほど聴いたから
ヒスブルは、(どれだか忘れたけど)アルバムも買って、何度も何度も聞きました。
小中学生時代は、カセットとかMDとかに好きな歌を録音して、それを何度も何度もエンドレスで聴いていたから、歌詞は今でもスラスラと出てきます。
大学生の時には、オールでカラオケとかもしたので、当時の歌や、友達が良く歌っていた歌もよく覚えています。
今はそんなに音楽に夢中になっていないので、なんだか寂しいな。
もう一度、カセットのA面とB面を繰り返し聴いていた、あの頃の私に会いたいな。
今度実家に帰ったら、ヒスブルのアルバムを探そうと思う。
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