こんにちは、ドクダミ淑子です。
ネット上で話題になっている、女の見た目についてのあれこれ。
- #女の価値を決めるバッグ
- 女は男のために見た目にどんだけお金かけてると思ってんの?
- 事務職とか社内から出ないのにスッピンNGとか意味不明
ずっと、自分の脳内でこねくりまわして考えていたのですが、結論出ました。
このへんの話、全部つながっていると思うのです。
持ってるブランドで「レベル」とか言うのはおかしいだろ
まず、ブランドバッグに関する話。
事の発端は、よくわからんオタフク顔の人が「女性と女性が持つブランドバッグのレベルは大抵相関している気がします。」といい、30万円くらいするセリーヌが30代のちょうどいいバッグだと言ったこと。
そこから「#女の価値を決めるバッグ」という大喜利が始まって、それはそれで面白かったのですが、今回はそのくだりは置いておいて。
物によって自分の価値をつけようとするっていう考え方が残念だと思うのです。
虎の威を借る狐的な。
人の作ったイメージに乗っかって、お手軽に自分のイメージアップ☆みたいなのが最高にカッコ悪い。
バッグを人に見せるために買う、相手はそれで判断するという流れが、気持ち悪い。
そして、言い訳のように「女の子同士の方が、バッグでランク付けしてるよ」なんて言うのも最悪。
少なくとも私は、そんなランク付けとかマウンティングはしませんね。
そして、30万円のバッグがちょうどいいとも思わないな。
男のために見た目を整えているのではないと思うのだが
次、「女は男のために見た目にどんだけお金かけてると思ってんの?」って話。
こちらは有名インフルエンサー(?)が書いていた話です。
「少ない給料でも、服や化粧品やキラキラなライフスタイルが求められ、パパ活や水商売に従事しなければいけなくなる人が多い」
「男性が求める女性像って、バカみたいにお金かかる」
・・・なんで?
男がキラキラな見た目を求める→それに応える→お金ない→パパ活
この流れが意味不明です。
ファッションって、男の為にしているものなのか?と。
これと関連して、父・母・私で、高校時代にもめたことがありました。
メイクに目覚めて、短いスカートにルーズソックス、ヒジキみたいなマスカラをしていた私に対して、父がキレました。
父「男のためにそんなに化粧しなくていい!」
私「へ・・・男のため?」
母「別に男のためにしているわけじゃないでしょ!」
私「自分が少しでもかわいくなりたいだけですが・・・」
父「それは男に良く見られたいからじゃないのか?」
私「男・・・?」
父「女が化粧をするのは、男のためだ!」
母&私「はぁ?」
こういう感覚って、オヤジだけじゃなくて、有名インフルエンサーも持っているんですね。
私が見た目を整えるのは、自分の気持ち・テンションの問題であり、あるとしても「男全般」じゃなくて「目の前にいる相手」のためです。
不特定多数の「男」の求めるキラキラ女子になりたくて、パパ活する意味が良くわからない。
かといって、スッピンが自分らしさとか言われても困る
だからといって、「事務職で会社から一歩も出ないのにすっぴんじゃダメなんて、ふざけんな」にも、私は違和感を感じてしまいます。
「大人になったら、生足やすっぴんで外に出るのはやめましょう」
こう母に言われたからかもしれないけれども、ほんのちょこっとメイクすれば、マシな顔になるのに、何もしないで出ていくなんて、なんとなく自分の中で許せないのです。
だって私、眉毛ほぼないんですもの。
自分が接する相手に眉毛がなかったら、ちょっとびっくりするし、「何で描かないんだろう」って思うと思うんですね。
そう思うと、眉毛を描くのは最低限の身だしなみの一部だと思うのです。
男性がひげを剃るように、目やにをつけて外に出ないくらいのレベルで。
オシャレは自分のため、身だしなみは相手への気遣い
ということで、私は、この辺の見た目問題って、なんかすごく変だと思うのです。
- 自分を少しでもいい人間に見せようとする「見栄」
- このアイテムを身に着ければ男に求められるという「媚び」
- 清潔感をもって、相手を不快にさせない「身だしなみ」
- 自分が着たいものを着る「オシャレ」
この辺がごちゃごちゃになって、なんかゴテゴテメイクvsすっぴんの極端な対決になっているような。
私は、こう思います。
- すっぴんで出歩かない、清潔感のある服装をすることなどは、最低限の「身だしなみ」だから、ちゃんとすべき
- 人に良く見られたいからブランド物を身に着けるのは、ただの「見栄」「媚び」。してもいいけど、寄ってくる人は、人を見た目でしか判断しない人もいる。
- 自分が好きなものを、自分目線で着るのが「オシャレ」。これが一番楽しい。
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