こんにちは、ドクダミ淑子です。
「働き方改革」なんて言葉が定着してきている今日この頃。
社会全体としても「日本人は働きすぎ」という意見がガンガン出てきています。
私の働く、体育会系・ホワイトニング中の人材系企業でも、その波は顕著です。
まぁその理由は、会社のトップから発信や、自分たち発信ではありません。
- 残業が多いとブラック企業だとネットに書き込まれる
- 「あの会社、長時間労働らしいよ」という噂が立ち、採用がしにくくなった
- 長時間労働に疲れた入社1年以内の離職が増えた
つまり、今後のために仕方なく・・・というところですが、一応残業時間の規制や、オーバーした場合のレポート提出などが義務付けられてはいます。
ある日、残業時間規制の解除が言い渡された
しかし、そんなホワイトニング中の会社から、2月のある日こんなことが言い渡されました。
「年度末の業績構築を考え、3月までノー残業デーの中止と、残業時間規制の緩和を行います」
「もちろん、残業しろってわけじゃないけど、業績構築を優先させて・・・ね(察しろ)」
「4月になったらまたやるから・・・ね!」
はぁ?
ここで、ホワイトニング説は一気に「なかったことに」なりました。
長時間労働がなくならない理由は「仕事の進め方」が間違っているから
もう、この会社の考え方は一生変わらないなと思った瞬間でした。
つまりは、「業績構築のためには、長時間労働が必要不可欠である」という考えなんですよね。
- 長く働く=売上が上がる
- 定時退社=売上が上がらない
この二択のみの選択肢しかなければ、それは売上をあげるためには長時間労働が必要になります。
- 定時退社するけど、売上が上がる
この選択肢が「ない」と言っているのがめちゃくちゃ問題だと思ったのです。
長く働くのが偉いという風潮
ホワイトニング前も後も、上層部は変わっていません。
だから、上層部の考え方を変えないとホワイトニングにならないのですが、結局叩き上げの管理職の考えは「遅くまで残っている=頑張っている」なんですよね。
「新人が終電まで頑張って、目標をギリギリ達成した」
「先輩もその新人と一緒に残って、後輩をサポートした」
こんなことが褒められます。
「いや、そこまでギリギリにならなくても達成できるようにしろよ!」とか、「終電まで少なくとも2人も残ってるのまずくね?」とか、そういう意見はありません。
そしてこれを全体の場で言うもんだから「終電まで残ってギリギリ達成しなければいけない」「それができないと褒められない」「だったら辞めたい」ってなるんですよね。
この辺は結局変わっていません。
「いや、残業すればいいってもんじゃないよ!ないから!」と言うのですが、結局はそういうことなんですよね。
定時退社の人も、長時間労働の人も、同じ効率で働いている
これは社員側に問題があるのですが、早く帰る人も長時間働く人も、仕事の進め方はあまり変わりません。
中には独特のスタイルで早く売上をあげる人もいますが、「彼は特別」と言われ、浸透していません。
だから、結局同じことをしているので、長時間労働の人のほうが業績が高くなるんですよね。
そうすると、長時間労働=業績が高いになるのです。
これは定時で帰りたい派が、仕事の進め方を考えなければいけないのです。
そもそも、効率が悪い働き方をしている
そもそも、仕事の仕方というのの見直しをしていないんですよね。
若い社員が入ってきて、長時間労働が当たり前で、仕事の仕方を見直して早く帰ろうとかいうことを考えていない。
無駄が多いのに、「どこが無駄か」「どうやったら効率がいいか」を考えたりしないから、いつまでたっても無駄ばかりの仕事をしています。
仕事ができない上司が多く、振り回される
そして、彼らが上司になって、さらに無駄な働き方が伝授されていきます。
上司が仕事ができなくて、夜に「あれやって」と言われている部下を見ていると、イヤな気分になります。
ミスを甘く見ている
時間を無駄にするもののひとつに、ミス対応があります。
これが結構多いから、さらに時間がかかるのです。
「仕事をした気マン」が多すぎる
ミス対応なんて、生産性ゼロなのに、それをやって仕事した気になっているやつがいて、本当にこの会社終わってるなと思います。
働き方改革というか、「仕事の進め方改革」をしないとダメよね
いろいろと書きましたが、とにかく「働き方改革とか言ってるけどさー、仕事減らないよねー」とか言ってる人は、自分の仕事の進め方を見直したほうがいいと思います。
そんなに簡単に、会社は変わりません。
一人一人がしっかり考えて行動するか、無理だと思ったらスパッと辞めて、残業しない文化の会社に転職した方がいいですね。
私は?
お局の特権を使い、会社からの圧力をなかったことにして、さっさと帰りたいときに帰ります。
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