ドクダミ自由帳

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【本感想】鳥飼茜の地獄でガールズトーク 真のサバサバ女が何かわかった

こんにちは、ドクダミ淑子です。

10/23に発売された『鳥飼茜の地獄でガールズトーク』を読みました。

 

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鳥飼茜の地獄でガールズトーク [ 鳥飼茜 ]
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【内容情報】(出版社より)
現実という地獄を今日も生き抜け!
女と男のモヤりを暴く漫画家・鳥飼茜、初めての“文字本”!

お悩み相談・エッセイ・対談と、鳥飼茜のありとあらゆる文章をギュッと1冊にまとめました。

目玉は、「彼氏がいたことがありません」「美人の友達が憎いです」「親を好きになれません」「子供がいないと半人前?」etc.
ファンからのご相談34問に真摯にお答えした【お悩み相談】!

【描き下ろしマンガ】は「地獄のガールフレンド特別編」12P!
浅野いにお/岸田繁(くるり)/古谷実 各氏との【豪華対談】も必見! 

 

私は「地獄のガールフレンド(略称じごガー)が好きで好きで、以前のブログにもその愛を書いたのですが(そのうち読み直してリライトしてこっちに載せる)、なぜ鳥飼先生のマンガや主張が好きなのかが、この本を読んでよくわかりました。

 

自分の意志で、自分の好きなように生きている人だと思った

この本を一冊読み切って、この人は本当に自分に素直に、やりたいことをやっている・描きたいことを描いている人なんだなぁと思いました。

だから、悩み相談の回答が全くブレなくて、読んでいてとてもスッキリしました。

 

特に印象に残ったのが、「仕事のできる地味女より、仕事のできないイイ女?」「評価される私=笑顔で反論しない私?」という仕事に関する質問2つでした。

答えはぜひ読んでほしいのですが、仕事と言うものを(当たり前だけど)すごくシビアに答えていて、評価・報酬・自己満足を全部冷静に切り離して考えているところが、すごく的確だなと思ったんです。

 

そして様々な質問に対する答えには、「この人、腹くくってんな」というのが感じられる。

自分の言葉に責任を持っている感じ、覚悟を持って人生を選択している感じ・・・そういうのが言葉の節々から染み出ているような気がしたんです。

私はこういう人が好きだな、きっと話をしていて面白いだろうな、と(一方的に)思ったのです。

 

自由に生きることは、時として周りを傷つけ、和を乱すことでもある

ただし、その自由に生きる、好きなように生きる、というのは痛み(?)を伴います。

本の中で、凄く好きだったけれども、様々な事情で絶縁してしまった人が多々いるという記述がありましたが、まさにそこ。

多少折れる・妥協する・すり合わせるということを一切しないと、別れてしまうこともたくさんあるでしょう。

でも、たとえ嫌われようとも、好きだった人と縁を切ろうと縁を切られようとも、自分の信じる道を歩きながら生きている。

こういう人こそ、真のサバサバ女だと思ったんです。

 

私が、「自称サバサバ女」が嫌いな理由

そして同時に、どうして私が「自称サバサバ女」が嫌いなのかもわかりました。

「私、サバサバしているからさー」と自分でキャラを作って、自分で言っちゃっている人って、結局他人からの「見え方」を気にしていると思うのです。

サバサバしているように見える行動を一生懸命取っているだけで、それは別に彼女がサバサバしているからではないのです。

その証拠に、自称サバサバ女は、サバサバしているという点で、周りからの好感を得ようとすることが多いですし、周りへ忌憚ない意見を述べることで、「好かれる」ことを目指しています。

「みんなの輪を乱す存在にハッキリ言える私、サバサバでしょ?」という意識が見えて、私はイライラ・モヤモヤするのです。

 

モヤモヤしている人・迷いだらけの人に読んでほしい

だからこの本は、「このままでいいのかな?」とかモヤモヤしている人、今や将来に悩めるアラサー女性にぜひ読んでほしいと思いました。

自分の道を突き進む、たとえるなら人生の先輩の姿や考え方を読むと、すっきりすることがあるのではないでしょうか。

 

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