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【マンガ感想】『東京タラレバ娘』の作者、東村アキコ氏のインタビューを読んで

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

『東京タラレバ娘』が9巻で完結し、1か月以上が過ぎました。

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終わってよかったなーと心から思っているので、「タラレバロス」的なのはありません。

むしろ、全巻持っているので、何年か一回は、全巻イッキで読み直して、その年齢ごとに色々な感想を持つのだろう、と思っています。

(『ハッピーマニア』はそんな楽しみ方をしている)

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そんな中、『日経ウーマン(2017年9月号)』に東村アキコさんのインタビューが載っていて、私は大変グッと来たのです。

 

『タラレバ娘』は独身女子をバカにするのでも、脅すマンガでもない

東村さんはインタビューでこんなことを言っています。

  • 世界中の女の子に幸せになってもらいたい
  • 少女漫画によって幻想を抱いて大人になった女の子たちに、少女漫画で「いつか王子様が」の幻想を壊したい
  • パーフェクトな男なんていないんだよ、運命の人が現れるなんて根拠ないよと伝えたかった
  • 連載当初は、結婚したいなら女子会の回数を減らして、彼氏を探すことに時間を割こうよと言いたかった

 

少女漫画で育った私は、アラサーで婚活を始め、結婚して、30代になって本当にこの言葉全てに共感しています。

どうして今までこんなリアルな世界を描く人はおらず、『今日は会社休みます』とか『姉の結婚』みたいな、「適齢期過ぎてもイケメンから言い寄られまっせー」みたいなあり得ないマンガばかりが世に出るのか?と疑問だったんですよ。

それが、このマンガが出てきて、アラサーもアラサー予備軍も、「30過ぎるとこんな世界なのか」とリアルが知れて、5年後10年後に向けて、未来に向けて動き出す人もいた、これは素晴らしい業績だったと思うのです。

 

独身だからって、心配しすぎることはない。心配するなら行動せよ

もう一つ、こちらは9巻のあとがきマンガに書かれていますが、「そもそも君ら、色んなこと心配しすぎや!!」という言葉。

私はこれにも共感。

独身だって別に安泰ではない、今どき何があるかわからないし、人間いつ死ぬかわからない。

なのに、不安が募っているタイプの独身女子からすると、独身でいることそのものが不安・・・みたいな風に思っている人がいる。

 

独身だって、既婚だって、子どもがいたって、将来何があるかわからないのは一緒。

なのに、独身というだけで不安を募らせていても仕方がないじゃないですか。

不安・焦りなど、モヤモヤするのは時間のムダ。

本当に今の状態をどうにかしたいなら、悩むよりも行動に起こした方がいいと思うのです。

 

将来の不安は、結婚することだけじゃなくて、お金を持つことでも解決できます。

お金が貯まらないなら、転職するなり、実家に帰るなり、何か努力すればどうにかなるかもしれません。

ミニマリストやらリゾート移住やらワーホリやら、お金がなくても生活する方法もあります。

 

「できること」「選択肢」はたくさんあるのに、思考停止して、何もしないことが一番よくない。

何もしないのに、女子会だけはやって、同じような女子を見て安心するのがよくない。

 

インタビューを読んで、こんなことを思ったのでした。

 

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