こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、電車にベビーカーで乗れない、奨学金が払えない・・・なんて世知辛い世の中なのだという話がネットで流れてきます。
今までは、「そうだそうだ」「ひどい世の中だ」と思っていたこともあるのですが、最近ちょっと違う考え方も出てきました。
きっかけは、用意周到な友人
ある日、友人と旅行に行くことになりました。
レンタカーを借りて、とある名所を見に行く旅です。
私は基本的に行き当たりばったりなので、特にレンタカーを借りるなら、集合場所を決め、じゃあ後は当日に決めよう!くらいのノリで行くのですが、その友人は違いました。
渋滞しやすいポイントと時間帯、回避するルート、トイレによるサービスエリア、高速代や名所の駐車料金などあらかじめわかる料金を全部出し、名所近くの飲食店を調べあげ、どこにお昼ご飯に行くのか、夜ご飯はどうするか・・・を全部考えてくれるんですね。
そして当日は、多少の変更はありましたが、たくさんのアクティビティと美味しいご飯を食べられて、日帰りでもこんなに満喫できるんだ、と感動しました。
それと同時に、この体験をするために彼女が時間と労力を使って準備をしてくれていることを感じたのです。
準備不足な人が、準備万端な人の妨げになっていないか?
そう思ったときに、混雑している満員電車に乗る子連れの方とかは、どうなんだろう?と思ってしまったのです。
そもそも、満員電車に子連れで乗るのは危険です。
大人でも潰されそうになることがある満員電車に、なぜ乗ろうとするのか、そして「冷たくされた」「子連れでも気軽に乗車できるあたたかい社会を!」とか言ってしまうのか。
そこに、「自分の準備不足でした、もっと調べてから乗ります」という反省はゼロでよいのか。
電車ではなく、タクシーやレンタカーなどの回避手段を取らないことが正しいのか。
そもそも、その時間帯に出かける用事を作ったのはどうしてなのか。
先の旅行の話もありますが、その他のしっかり準備して満員電車に乗らないようにする親達の努力は認められないのだろうか。
何分も待って整列乗車をしてやっと座れたサラリーマンの前に、発車ギリギリに乗ってくる杖をついたおじいさんに寝たふりをするのは良心が痛むけれども、おじいさんは事前に並ばす直前に飛び乗ってきて、時間をかけて並んで待っていた人に席を譲られるのは当然なのだろうか。
弱者と言われる人もきちんと準備をすればいいのに
こんな風に考えると、いわゆる「弱者」と言われる人の準備不足って、なんで誰も何にも言われないのだろうと思います。
昔、『五体不満足』の乙武氏が、自分の電動車椅子をかついで階段を上がれ!とクレームをつけたとかいう話は最たる例で、そんなの事前に行ってもらわないと準備もできないよって話だと思うのです。
野良妊婦(陣痛が起こって初めて医者に見せる人)とかも、なんで検診行かないんだろうと思ってしまう。
新人の「今日のアポの準備のことで質問が・・・・」にも腹立つ
あと、これ書いていて思い出したけど、新人の「今日のアポのことで質問が・・・」ってのもムカつきます。
だいたい始業の9時過ぎくらいにに声がかかります。
「ドクダミさん、質問があるんですけど」
「いいよ、急ぎ?」
「今日の11時のアポで・・・」
「何時に出るの?」
「10時です」
「じゃあ今すぐの相談ってことね?」
「そうです!」
私は心の中でこう思っています。
そうです、じゃねえええええええええ!!
新人なんだから何でも聞いていいよって言うけど、私だってやることあるのに、「今すぐ質問タイムを作れ」っていうのはどうなの?と思うのですが、これは私の心が狭いのでしょうか。
いや、狭くない、残業の原因に、こういう突発的なことっていうのは絶対関係ある。
しかも、聞いてみると「アポ取ったのは3日前」とかだったりするからね。
なぜ、ギリギリに、聞きに、来るのか(怒)。
これも教育しないといけないことなんですよね、はぁ。
きちんと計画して、準備してきている人が報われる世の中がいい
準備ができなかったり、やむを得ない理由なら仕方ないと思うし、近くにいたら手助けします。
でも、行き当たりばったりで行動して、「人に助けてもらえばどうにかなる」と思っているなら、その影でしっかり準備していたのに、巻き添えをくらっている人がいるかもしれないということを少しだけでも考えてもらいたいなと思います。
私も、だいたい行き当たりばったりな女なのですが、友人の動きを見て深く考えさせられたのでした。
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