ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚アラサー女、ドクダミ淑子の毎日

クリスマス前だから、妄想祭を開催してみた

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ここは、とあるチェーン展開している焼肉店・牛丸。

クリスマスイブの今日は、いつもよりも客が少なく、空席がちらほら見える。

そんな中、肉の焼ける音に混ざって、高い声が店内に響く。

 

「あーあ、まさかイブにケンタと二人で牛丸にいるとか、ありえないんだけど」

「は?だって俺のこと呼んだの、お前じゃん」

「だって、ケンタ暇そうだし」

「暇じゃねーし」

「え?なんか予定あったん?」

「ないけど・・・」

「じゃあ暇じゃん」

「お前もな」

「お待たせしましたー、牛タンねぎてんこ盛りでーす」

「あ、私牛タン好き!早く焼こっ!」


「焼き肉って、なんでこんなに幸せになるんだろうねー?」

「さぁ・・・」

「私、焼き肉大好き!」

「ふぅん・・・」

 

「何でケンタと一緒なんだろ?」

「しつけーな、自分から誘ったんだろうが」

「でもさ・・・ミカは先輩と温泉行ってるんだって。いいなぁ。ロマンチックじゃない?温泉。」

「あのなぁ、温泉とか言って、男はエロいことしか考えてないからな」

「へぇ・・・ケンタも?」

「へぇあっ!?そんなことねーけど」

「そうなの?」

「いや、俺も男だし」

「そうなの?」

「・・・・・・」

「あ、肉焦げちゃうよ、早く食べて!はいっ!!」

 

「ケンタはさぁ、理想のクリスマスとかある?」

「別に・・・」

「私はさぁ、やっぱイルミネーションとか見たいよね。で、手つないでさ。一緒に寒いね、でもきれいだね、とか。」

「ポケットに手入れたりすんのか?」

「そんなベタなの、妄想にはいってなかったわ。でもあったかいならいいかも」

「お待たせしましたー!カルビ一本壺漬けでーす。焼けたらー、こちらのハサミで切ってお召し上がりくださーい」

 

「クリスマスって言ったらさ、なんかナイフとフォーク使って食べるやつを想像してたけど、こういうのも、いいかもね」

「カルビ、うまいよな」

「結構食べたよね」

「お前、実は結構食うよな」

「普段はあんまり大食いバレないように抑えてるからね。今日は特別!」

「特別・・・」

 

「失礼しまーす、まもなくラストオーダーでーす」

「え?そうなの?どうする?」

「どうするって・・・」

「あ、ちょっと待っててもらってもいいですか?」

「かしこまりましたー!後ほどお伺いしまーす」

 

「どうしようかな・・・牛丸アイス食べるかどうか・・・」

「アイス?この寒いのに?」

「寒いのに食べるアイスが最高だし。でも、クリスマスイブだから、ケーキもいいよね」

「ケーキなんて牛丸にあんのか?」

「うーん、ないよね・・・どっか別の店行く?」

「でももう12時近くだし」

「え?じゃあクリスマス本番じゃん!」

「・・・」

「ドニーズだったら、ケーキあるよね?ドニーズ行こう」

「ドニーズって遠くね?電車乗るし」

「そっかぁ・・・しかも行ったら終電なくなるよね」

 

「ラストオーダー、お決まりですかー?」

「あ、やっぱりナシで」

「かしこまりましたー」

 

「どうする?」

「どうするって何を?」

「だから、次だよ次」

「ケーキ食いたいの?」

「うん」

「じゃあ・・・・俺んち来る?コンビニでケーキ買って食えば?」

「いいの?」

「別にいいけど・・・」

「・・・何?エロいこと、考えてんの?」

「ぶぉっ!?そんなわけねーじゃん」

「・・・・・・」

「な、なんだよ!?」

「ふふっ」

「だから何だって!?」

 

あー、私がブスじゃなかったらなぁ・・・

と、日本酒をちびちび飲みながら、パソコンに向かってにやにやした、金曜の夜なのでした。

 

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