こんにちは、ドクダミ淑子です。
今日、久しぶりに修羅場を見ました。
(ちなみに生まれて初めて本格的な修羅場を見たのは、大学生時代の新宿5丁目(≒歌舞伎町)のドトールで、ケバめ女性がビニール傘でパンチパーマ男性を思いっきり叩く風景でした・・・怖すぎた)
今日の修羅場は色々と考えさせられる修羅場だったので、勝手に妄想を膨らませてみようと思います。
私が見た風景(事実)
それは、とある駅の改札口にほど近い、ミスタードーナツ。
店内は今っぽい、ナチュラルで木の温かみを感じるようなおしゃれな雰囲気。
そして、ほぼ全面ガラス張りです。
私はその店内で、ガラスではなく後ろが壁になっているところに座り、ブログに何を書こうかなーと考えていました。
少し先には、カップルらしき男女がいて、二人は外からよく見えるカウンター席で仲良さそうに話をしていました。
よくある風景、私はPCに向かい、集中して書き始めました。
・・・「何やってんだよ!」
突然、怒りを押し殺したような男性の声が店内に響きました。
正確には、声は大きくないんだけど、ミスドでそんなことを言う人はいないので、スッと静かになって、目立ったという感じです。
そして「何やってんだよ!」と言いながらカップル(のように見えた)メガネの男性をつかみかかろうとする、たった今、店に入ってきた男性。
そして店にいた女性は「ケイスケやめて、ケイスケねぇやめて」と「ケイスケやめて」を連呼しました。
突然胸倉を掴まれそうになったケンゾウ(仮名)は、一言も発しません。
その顔には何の表情もありません、無表情。
そしてケイスケとカナコ(仮名)は、カナコがケイスケの腕を抑えながら、「ケイスケやめて」とまだ言いながら、少しずつ出口に向かって押していきました。
好奇の目にさらされたからか、ケイスケはわりと大人しくカナコに掴まれながら店を出ていきました。
残されたケンゾウは、一瞬だけボーっとしていましたが、何を考えたのか、ミスドなのにトレイをそのまま席において、スタスタと店を出ていき、二人の前へ(何しに行ったんだ!?)。
一つのトレイに残されていたのは、赤いマグカップ2つとドーナツ皿1枚と紙ナプキン。
そして三人は、店からよく見える改札前で話をしているようでした。
カナコはずっとケイスケの腕をつかみ、ケイスケ&カナコ と ケンゾウという立ち位置です。
謎が残る修羅場
三人が去って、店内はちょっとざわつきました。
「修羅場じゃん!初めて見たわ」という男性。
何があったのか推測する女子高生グループ。
私は用事があったので、後ろ髪引かれながら、ミスドを後にしました。
もちろん、返却カウンターでは「ごちそうさまでした」の一言を添えてトレイを返します。
この事件には、謎が残ります。
- なぜ、カナコとケンゾウはほぼ全面ガラス張りのミスドで会っていたのか
- なぜ、ケンゾウはトレイを片付けなかったのか
- なぜ、三人は改札前というスペースで話し合いをするに至ったのか
- そもそも、この三人の関係性はどんな風になっているのか
残された謎を推理してみる
残された謎を一つ一つ検証し、推理してみます。
1.なぜ、カナコとケンゾウはほぼ全面ガラス張りのミスドで会っていたのか
これは3つの可能性を考えました。
(1)ケンゾウは、カナコがフリーだと思っていたのでミスドを選んだ
→フリーなので、特に人目をはばかる必要を感じていなかったパターンですね
(2)カナコはケイスケに見つけてほしかったので、あえてガラス張りのミスドを選んだ
→この線もありそうです
(3)二人とも、ケイスケは仕事や旅行などで、近辺にいないと思い込んでいた
→ケンゾウはポカーンとしていたので、これも考えられそうです。
2.なぜ、ケンゾウはトレイを片付けなかったのか
こちらも3つの可能性を考えました。
(1)あまりにもびっくりして、ミスドはトレイを返却するということを忘れていた
→大いにあると思います
(2)店を出たものの、戻ってくる気だったので、そのままにしておいた
→可能性は低そうですが、ありそうです。
(3)ケンゾウは実は日本人ではなく、ミスド=トレイ返却を知らなかった
→私はケンゾウの声を聞いていないので、ケンゾウが日本人ではないかもしれないとも考えました
3.なぜ、三人は改札前というスペースで話し合いをするに至ったのか
ここも気になります。なぜか?
(1)ケイスケの暴走が怖いので、人目のあるところでの話し合いを選んだ
→「ケイスケやめて」と連呼してるところからすると、キレると怖い人なのかもしれません
(2)カナコは悲劇のヒロインとして、みんなに見てもらいたかった
→後述のカナコメンヘラ説と採用すると、この可能性もあります
(3)広いスペースの改札前でやりたいことがあった
→広い×人はそこまでいない改札だったので、ここではないとできないことがあるのではないかと思いました
4.そもそも、この三人の関係性はどんな風になっているのか
これは答えに直結するので、次からの私の推理をご覧ください。
推理1:カナコはメンヘラ気味、浮気を装うことで、ケイスケの気を引こうとしていた
カナコは、「試す」ことで愛を図ろうとするメンヘラ女で、あえてガラス張りのミスドを選び、何も知らないケンゾウを誘い、お茶をしながら、ケイスケに今ほかの男といることを匂わせます。
インスタに二つのマグカップと改札がちょっと映る写真をアップしたり。
ケイスケは必死で場所を突き止め、ミスドに飛び込む。
そしてカナコは狙っていた「ケイスケやめて」のセリフを連呼。
そして改札というドラマっぽい場所で話し合いをします。
すべてカナコの思うつぼです。
推理2:ケイスケストーカー説
ケイスケがストーカーという説もあります。
別れた女を未だに自分のものだと思い、追いかけまわしているんですね。
その相談に乗ってくれたケンゾウ先輩に詰め寄るケイスケ。
「もう私たち、別れたんだよ?」というカナコ。
推理3:ケイスケは大のドーナツ嫌い
ケイスケは実は大のドーナツ嫌い。
ミスドから500m以内には近づけません。
そんなケイスケの気持ちを汲んで、「私もドーナツなんて大嫌い!」と言っているけれども実は大好きで、どうしても行きたかったんです。
だからケンゾウが「ミスドでもいく?」と誘ったときに「行く!」と食い気味に言ってしまいました。
ケイスケの「何やってんだよ!?」は、「何でドーナツなんて食べてるんだよ!?」という意味だったのかもしれません。
でもどうしてケイスケはミスドに入れたのか・・・この説は矛盾が残ります。
推理4:実はこの後サプライズが待ち構えていた
三人の改札での修羅場の最中、突然音楽が流れ始めます。
そして始まるフラッシュモブ。
改札から出てきた知らない人が突然踊りだし、気づいたら改札前は踊る人であふれかえります。
駅員さんも踊りだし、最終的にはカナコがケイスケにプロポーズ!
なんと浮気疑惑は、カナコからの逆プロポーズ前のドッキリだったのです。
「なーんだ、ドッキリかぁ」とほっとしたケイスケ。
「ケイスケ・・・こんな私だけど、これからもよろしくね!」
「もちろんだよ、カナコ!」
・・・んなわけあるか!!
これを最後まで読んでくださった時間に余裕のある皆様は、この謎、どう推理しますか?
こちらもどうぞ